中川 昌俊 2015/12/5 6:00

日本では11月下旬から12月初旬にかけ、大手ECモールによるセールが行われます。年末セールは店舗にとって大きなかき入れ時。ECモール各社がどんなセールを行っているかまとめてみました。

楽天市場 「楽天スーパーセール」 12月5日~12月10日

3か月に1度のペースで行われる「楽天スーパーセール」。今回は全92回のタイムSALEを開催します。新車やバイク、ブランド品、ゲーム機などを販売する予定。

今回から電動自転車、クリスマスケーキ、着る毛布など12商品が「買いまわりでポイント最大10倍」の対象となる予約販売商品として事前販売を開始。12月1日時点で全品が売り切れになりました。セールを待ちきれないユーザーを取り込み、本番のセールも期待が集まります。

楽天はグループ会社の商品に関するキャンペーンを行います。楽天銀行・楽天証券の口座開設などで最大1万ポイント、エントリーと金融サービスを利用するとポイントが最大20倍となる楽天金融祭りを開催します。

楽天トラベルでは、国内・海外旅行が半額となるセールを実施。このほか、楽天ウェディング、楽天Beautyなどでもポイントキャンペーンを行います。

楽天市場は「楽天スーパーセール」を12月5日から開始

Amazon.co.jp 「本気のビッグセール!サイバーマンデーウィーク」 12月8日~12月14日

今回で2回目の開催となるAmazonの日本版「サイバーマンデー」。数時間ごとにセール商品を更新し、数千点の商品をセール価格で販売する予定です。

タイムセールを行う商品は「キリン 年始シークレットBOX」「テラモーターズ 電動バイク A4000i」「3カラット プラチナダイヤモンドペンダント」など。さまざまなジャンルにわたる予定で、その一部が予告ページから見ることができます。

「Amazonプライム」会員であれば、タイムセールに30分早く参加できるほか、最終日の12月14日18~23時には、「Amazonプライム会員特別セール」も開催されるため、要チェックです。

アマゾンが実施する「本気のビッグセール!サイバーマンデーウィーク」

Yahoo!ショッピング 「全員まいにち! ポイント5倍キャンペーン」 11月26日~16年3月31日

「Yahoo!ショッピング」は11月5日~11月11日に「いい買い物週間」として、1億8000点の商品が無条件でポイント11倍になるキャンペーンを実施。「いい買い物の日」で獲得したポイントは12月中旬までの期間限定となっていることから、ポイントを利用した買い物が集まることが予想されています。

11月26日から2016年3月にかけて、無条件でポイント5倍になるキャンペーンをスタートし、テレビCMの放映も開始しています。

ヤフーは「全員まいにち! ポイント5倍キャンペーン」を実施

ZOZOTOWN 「ZOZOTOWN ハイパーセール」 11月17日~12月1日

すでに終了してしまいましたが、「ZOZOTOWN」は1000ブランド以上の秋冬新作アイテムを最大半額で販売する「ZOZOTOWN ハイパーセール」を初開催しました。

セール期間中、約100ブランドが日替わりで最大2000円割引となる「ZOZOTOWN限定の割引クーポン」を配布。セール期間中はテレビCMも展開し、日替わりでセールを行うブランドを紹介するなど、注目を集めました。

スタートトゥデイは「ZOZOTOWN ハイパーセール」を実施

DeNAショッピング、auショッピングモール 「ラッキーセール」 11月30日~12月3日

DeNAは2014年11月末から3か月に1回のペースでポイント付与率を高めた「ラッキーセール」を開催。今回はポイントが最大で30倍になるキャンペーンを行いました。auショッピングモールでは、auスマートパス会員だとポイントが最大で40倍となりました。

通常販売価格より最大50%割引となるタイムセールも併せて開催。期間中は毎日2回更新を行い、多くのユーザーからの注文を集めていました。

DeNAショッピング、auショッピングモールは「ラッキーセール」

Qoo10 「Qoo10 ブラック・フライデー」 11月27日

Qoo10は米国の小売業の一斉割引セール「ブラック・フライデー」に合わせて、セールを開催しました。

「黒クーポン」と呼ばれるクーポンを配布し、合計購入金額が5万円を超えたときは1万円の割引クーポンが利用でき、1万円であれば2000円のクーポンが使えるなど、その場で割引を受けられるようにしました。

Qoo10は「Qoo10 ブラック・フライデー」

各モールが開催するセールは年々大きくなり、出店者に求める協力も増えています。全てのセールに対応できるだけの人的リソースがあれば、売り上げを伸ばす機会でもあるため、ぜひ対応するべきでしょう。しかし、限られた人的リソースの中で運営するためには取捨選択も必要です。

大手が行うセールはもちろん流通額が大きく、その分、作業時間に対しての費用対効果は高くなると考えられます。一方、中小モールが行うセールに全面協力し、そのセール企画内で目立つ位置を占めることも戦略としては面白いのではないでしょうか。

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