藤田遥 1/30 7:30

MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「デジタルギフトに関する調査」によると、デジタルギフトの利用経験は26.5%で、男性の20代が最多だった。利用したい理由は「贈りたい時にその場ですぐに贈れる」「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」などが上位にランクインした。

調査対象は18歳~69歳の男女5000人。期間は2023年12月26日~2024年1月5日。

デジタルギフトの認知は61.6%、利用経験は26.5%

調査対象者にデジタルギフトの認知~利用状況を聞いたところ、認知(「利用したことがある」「サービス内容まで知っている」「聞いたことはあるが、サービス内容は知らない」の合算割合)は61.6%、利用経験は26.5%だった。

性年代別に見ると、認知は女性60代が67.9%で最も高く、次いで男性10代が66.2%、女性50代が65.8%だった。

利用経験は男性20代が36.9%で最多、男性30代が34.7%、女性20代が30.8%で続いた。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトの認知~利用状況
デジタルギフトの認知~利用状況(性年代別、出典:MMD研究所)

デジタルギフトの利用意向は43.4%。理由上位は「贈りたいときにすぐ贈れる」「直接会えない相手にも贈れる」

デジタルギフトの利用意向を聞いたところ、「利用したいと思う」「やや利用したいと思う」を合わせた利用意向は43.4%だった。

性年代別で見ると、最多は男性10代(64.9%)で、次いで男性20代(53.3%)、男性30代(50.9%)だった。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトの利用意向
デジタルギフトの利用意向(性年代別、出典:MMD研究所)

デジタルギフトの利用意向があるユーザーに利用したい理由を聞いたところ、「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」(40.1%)が最も多く、次いで「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」(38.9%)「選べるギフトの種類が豊富だから」(36.2%)だった。

性年代別で見ると、男性の最多は「選べるギフトの種類が豊富だから」(37.8%)で、「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」(36.9%)「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」(32.7%)が続いた。

女性は、「直接会うことが難しい相手にも贈れるから」(45.2%)が最多で、次いで「贈りたい時にその場ですぐに贈れるから」(43.4%)「選べるギフトの種類が豊富だから」(34.5%)だった。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトの利用意向がある人の利用したいと思う理由
デジタルギフトの利用意向がある人の利用したいと思う理由
(性年代別、上位3位抜粋/複数回答可、出典:MMD研究所)

利用意向ない理由、「受取主が利用方法を知らないかもしれない」「気持ちが伝わりにくい」

デジタルギフトの利用意向がないユーザーに、利用したいと思わない理由を聞いたところ、最も多かったのは「受取主が利用方法を知らないかもしれないから」が11.5%。次いで「気持ちが伝わりにくいと思うから」が10.5%、「商品やサービスと引き換えるのは相手が面倒だと思うから」が9.9%だった。

性年代別で見ると、男性は「気持ちが伝わりにくいと思うから」が10.3%で最も多く、次いで「受取主が利用方法を知らないかもしれないから」が10.0%、「商品やサービスと引き換えるのは相手が面倒だと思うから」が8.1%となった。

女性は「受取主が利用方法を知らないかもしれないから」が13.1%で最多、「商品やサービスと引き換えるのは相手が面倒だと思うから」が11.7%、「相手の生活圏内で活用できるか分からないから」が11.6%で続いた。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトの利用意向がない人の利用したいと思わない理由
デジタルギフトの利用意向がない人の利用したいと思わない理由
(性年代別、上位3位抜粋/複数回答可、出典:MMD研究所)

デジタルギフトを贈るシーンは「気軽に感謝や謝罪を表したい」「遠方に住む相手に贈りたい」

デジタルギフトを贈った経験があるユーザーに、デジタルギフトを贈ったシーンについて聞いたところ、最多は「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」(33.3%)で、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」(32.8%)「忙しくタイミングの合わない相手に贈りたい時」(24.5%)だった。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトを贈ったことがある人の利用シーン
デジタルギフトを贈ったことがある人の利用シーン(n=433/複数回答可、出典:MMD研究所)

最も利用する機会の多いシーンについて聞いたところ、「気軽に感謝や謝罪を表現したい時」が20.8%で最も多く、次いで「遠方に住む相手に贈りたい時」が19.6%、「相手にライフイベントが起きた時」が13.9%だった。

利用金額は「500円以上1000円未満」が最多

デジタルギフトを贈った際の利用金額について聞いたところ、「500円以上1000円未満」(12.7%)が最も多く、次いで「1000円以上2000円未満」(12.2%)「3000円以上4000円未満」(11.8%)だった。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトを贈った際の利用金額
デジタルギフトを贈った際の利用金額(n=433、出典:MMD研究所)

デジタルギフトを贈ったことがあるユーザーの満足度は91.7%

デジタルギフトを贈った経験があるユーザーに、デジタルギフトを贈った際の満足度を聞いたところ、「満足している」「やや満足している」を合わせて91.7%が「満足している」と回答した。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 デジタルギフトを贈った際の満足度
デジタルギフトを贈った際の満足度(n=433、出典:MMD研究所)

満足している理由を自由回答で聞いたところ、次のような回答があった。

  • 面倒な手続きなどせずに簡単に送れるから(男性・40代)
  • サイトの使い勝手が良かった(男性・40代)
  • こちらはお返しができ 相手は好みで選べるから(男性・50代)
  • 買い物に出向く必要がないから(男性・50代)
  • 気軽に贈れて気軽に受け取ってもらえるから(女性・20代)
  • 自分に合っている。使いやすく魅力的(女性・30代)
  • ポイ活して貯めたポイントが使える(女性・50代)
  • 送料などがかからないしエコにもなるから(女性・50代)

2023年のクリスマスでデジタルギフトを贈ったのは18.2%

調査対象者全員に、2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈ったか聞いたところ、30.9%が「贈った」と回答した。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈ったか
2023年のクリスマスシーズンにギフトを贈ったか(n=5000、出典:MMD研究所)

クリスマスシーズンにギフトを贈ったユーザーに、贈ったギフトについて聞いたところ、「実店舗で購入したものを直接贈った」(39.1%)が最も多く、次いで「オンラインで購入したものを直接贈った」(32.4%)「オンラインで購入したものを配送で贈った」(29.0%)だった。「デジタルギフトを贈った」と回答したのは18.2%。

MMD研究所 デジタルギフトに関する調査 2023年のクリスマスシーズンに贈ったギフト
2023年のクリスマスシーズンに贈ったギフト(n=1546/複数回答可、出典:MMD研究所)
調査実施概要
  • 調査タイトル「デジタルギフトに関する調査」
  • 調査方法:インターネット調査
  • 有効回答:【予備調査】5000人 【本調査】433人
  • 調査期間:2023年12月26日~2024年1月5日
  • 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女 【本調査】デジタルギフトを贈った経験がある人
  • 設問数:【予備調査】6問 【本調査】8問
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