鈴木 珠世 2017/3/24 8:00

数回に渡ってアフィリエイター向けのオフラインイベントについてお話ししてきました。今回はそのまとめとして、事前・当日・事後、それぞれでチェックすべき項目をチェックリストにしました。次回開催時にもっと良いイベントにするために、スタッフ全員で確認してみましょう。

結局、イベントをやってどうだったのか?

アフィリエイター向けイベントに出展したり、自社セミナー開催したりすると、直接アフィリエイターの反応を見ることができ、新しい視点や参考になる意見が聞けるなど、多くのインプットがあったと思います。

何より、自社商品を紹介してくれているアフィリエイターと対面し、感謝を直接伝えられるのは、リアルイベントの一番のメリットです。

しかし「結局、効果がどうだったのか分らない……」とおっしゃる広告主が数多くいるのも事実です。

広告主からの一方的な情報提供に終始してしまい、アフィリエイターから「あまり楽しくなかった」といった感想をもらってしまう場合もあります。

原因は、イベント当日に「アフィリエイターと交流ができた」ということに満足してしまい、事後のフォローを行っていないことや、開催後にレポートを確認していない……といったことが考えられます。

また、実際の開催効果がどうだったのか、数値で追うことが難しいという点もあげられます。

1か月後にスタッフ全員で振り返ってみよう

そこで、開催後1か月後を目安に、イベントを振り返る時間を作っていただきたいのです。

なぜ1か月後なのかというと、開催直後は参加したアフィリエイターの記事掲載などが進んでいないからです。以下のチェック表を参考にして確認をしてみましょう。

アフィリエイター向けオフラインイベントチェックリスト

チェックポイント・ イベントの企画は最適だった・ 開催時期は最適だった・ 会場は最適だった・ 提携アフィリエイターに対し、来場を促すメールを複数回送ることができた・ 展示する商品や特に注目してほしいポイントなどの情報をアフィリエイター伝えることができた・ アフィリエイターの興味を引くラインナップにできた・ 箱のまま未開封の商品と、試用したもらうためのテスター商品を準備できた・ サンプル、またはお持ち帰り可能な品を準備できた・ 写真を撮影しやすい配置にできた。混乱なく撮影してもらえた・ 写真栄えが良いように、色合いや背景を意識して展示できた・ 撮影モデル(着用写真など)を用意できた・ 展示商品の一覧表を準備できた・ 売り方・売るための方法を記載できた・ 対応する人数に不足がなかった・ 掲載するメリットを伝え、ぜひ紹介してほしい」と直接伝えることができた・ 「ここを紹介してほしい」というポイントを伝えることができた・ アフィリエイターの疑問に答えられた・ 来場者限定の報酬アップキャンペーンの準備をした・ 展示商品の商品リンクを準備した・ 開催の翌営業日にアフィリエイターへメール(参加の御礼メール)を送った・ 未提携のアフィリエイターに提携のお願いをした・ 特に掲載してほしいアフィリエイターに、個別にメールを送って提携・掲載依頼をした・ 特に掲載してほしいアフィリエイターに、個別にメールを送って特別な報酬の提案をした・ 商品レビューを促すために、「掲載したら拝見したい」とメールをした・ 開催の1か月後にアフィリエイターにメールを送った・ 開催の2か月後にアフィリエイターにメールを送った (合計3回)・ 未提携・未稼動に対して、再度の依頼メールをした・ 提携数の推移をチェックした (イベント前:[   ]件 → イベント後:[   ]件)・ 稼働数の推移をチェックした (イベント前:[   ]件 → イベント後:[   ]件)

PDFファイル(モノクロ版)をダウンロードしたい方はこちら

過去にイベント開催したことがある方は、ぜひ、確認の意味でこのチェックリストを使ってみてください。おそらく「事後」の項目で「×」が多いのではないでしょうか?

上記以外にも必要な項目があったら追記して、御社ならではのイベントチェックリストを完成させてください。次回イベント開催する時には、「開催しただけ」で終わらず、事後フォローも含めたイベント準備ができるはずです。

筆者最新情報

筆者の登壇情報などは下記に掲載されています。

この記事が役に立ったらシェア!
これは広告です

ネットショップ担当者フォーラムを応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]

[ゴールドスポンサー]
ecbeing.
[スポンサー]