国内ユニクロのEC売上は3%増の1309億円、ジーユー事業は推定295億円【2022年8月期】

国内ユニクロ事業のEC化率は前期比1.1ポイント増の16.2%、ジーユー事業は約12%
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ファーストリテイリングが10月13日に発表した2022年8月期連結決算によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前期比3.1%増の1309億円だった。

実店舗を含む国内ユニクロ事業の売上高は同3.8%減となる8102億円。EC売上の微増と国内ユニクロ事業の減少に伴い、EC化率は前期比1.1ポイント増の16.2%に拡大した。2021年8月期のEC売上高は前期比17.9%増の1269億円、EC化率は15.1%だった。

国内ユニクロ事業のEC売上高とEC化率の推移

ジーユー事業における2022年8月期の売上高は同1.4%減の2460億円。EC売上高は全体の約12%としており、同約10%増収の約295億円だったと見られる。

海外ユニクロ事業の売上高は同20.3%増の1兆1187億円。EC売上高は、その他アジア・オセアニア地区において現地通貨ベースで増収、売上構成比は約10%となった。

北米におけるEC売上高は、経済活動の再開で店舗に顧客が戻ったことや、過度な値引きを抑制する方針を継続し、大幅な減収となったが、過去最高の利益を計上した。

2023年8月期の見通しについて、国内ユニクロ事業は上期・下期とも増収増益を予想。既存店売上高は通期で約4%の増収、EC売上高は約6%増を予想している。

顧客のニーズに応え、価値に共感してもらう商売を実現するため、店舗とECが一体となった購買体験、デジタルを活用した情報発信、店舗接客といった顧客接点の在り方全体を改革していく。

EC業界の専門誌『月刊ネット販売』が毎年実施しているEC実施企業の売上高調査の最新版(2022年版)では、2021年度実績で6位にランクインしている。

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