松原 沙甫[執筆] 4/25 10:30

アイリッジが実施した「店頭お買い物体験に関する調査」(15歳以上の男女4840人を対象に実施)によると、店頭のデジタル体験では若者層が「タイパ」「OMO体験」を、中高年は「コスパ」「決済体験」を重視していることがわかった。

店頭の接客やサービスのデジタル化により、モバイルオーダーやアプリからの来店予約、ネット注文による店頭受け取りなど、オンラインとオフラインをつなぐことでタイムパフォーマンスに価値を感じている若い世代が多い。

一方、中高年は年代が上がるほどポイントへの価値を感じているほか、セルフレジに対する数値が向上するなど、コストパフォーマンスと決済体験を重視する傾向がうかがえた。

アイリッジが実施した「店頭お買い物体験に関する調査」(
買い物体験が変わったデジタル化サービスについて

店頭での買い物やサービスを利用する際、スマホアプリの利用経験を聞いたところ、72.7%がポイントやクーポン、予約、支払いなどでアプリを利用。年齢・性別の傾向で見ると、特に女性の利用率が高く、全年代で70%を超えている。また、50代を中心に中高年層の利用経験が高く、年齢を問わず店頭でのアプリ利用の浸透がうかがえる。

アイリッジが実施した「店頭お買い物体験に関する調査」(
店頭での買い物やサービスの利用におけるアプリ利用経験

店頭で使ったことがあるスマホアプリの機能について、女性の利用率が50.0%を超えた。特に、「順番待ちの整理券発行」(62.8%)や「来店予約」(60.7%)、「モバイルオーダー」(58.6%)など、店舗で「並ばない」「待たない」ためのサービス利用率が高い。

「来店スタンプ」(58.8%)や「クーポン」(56.1%)、「現金チャージ」(54.1%)、「電子決済」(52.9%)なども女性の利用率が高かった。

アイリッジが実施した「店頭お買い物体験に関する調査」(
店頭で使ったことのあるアプリの機能

店頭での買い物経験で困ったことについて、「レジ待ちの長さ」が1位。「商品の場所探し」や「品切れ」が続いた。

「レジ待ちが長い」について、年齢が上がるほど多くなり、60代では男女間で10ポイント近い開きがある。また、レジ待ちへの回答は年齢が上がるほど多くなり、シニア層では若年層の2倍近い回答が集まった。

アイリッジが実施した「店頭お買い物体験に関する調査」(
店頭での買い物で経験した「困ったこと」について

調査概要

  • 調査名:店頭お買い物体験に関するアンケート
  • 調査対象:15歳以上の男女
  • 調査期間:2024年2月13~19日
  • 調査方法:インターネットリサーチ
  • サンプル数:4840人
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