小学館子会社、単行本のオンデマンド印刷サービスを開始。電子コミックの“受注印刷”を実現

漫画配信アプリ「マンガワン」の作品を対象に、単行本の受注印刷に対応するという。好きな作品を「紙の本でほしい」というファンのニーズに応える
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小学館傘下の小学館集英社プロダクションはECサイト「マンガワンSHOP」内で、漫画を1冊から印刷・配達するサービス「マンガワンオンデマンドCOMICS」を始める。「電子でしか読めない」「書店でしか買えない」といった作品を印刷できるようになり、漫画ファンの「紙の単行本で手に入れたい」というニーズに応える。

印刷は、注文が入り次第1冊から印刷できるプリントオンデマンド方式を利用する。対象とする漫画は、小学館が運営する漫画配信アプリ「マンガワン」で配信している作品。顧客の注文に応じて1冊から印刷・製本し、完成した書籍を届ける。

サイズは書店で販売されている単行本と同じB6判(128mm×182mm)。カラーのカバーを付ける。

「マンガワンオンデマンドCOMICS」に対応する、第一弾の作品は「教え子がAV女優、監督はボク。」(著・村西てんが氏)の13巻~15巻。通常価格は各3300円(税込)で、発売日は3月19日。

同作品は、1巻から12巻までは全国の書店・ネット(電子書店)で販売してきた。紙の単行本を書店ではなくオンデマンド印刷とする13巻~15巻は、新たな試みとなる。なお、電子版のコミックスは既刊と同様に各電子書店で発売する。

「マンガワンオンデマンドCOMICS」の購入画面(画像は「マンガワンSHOP」から編集部がキャプチャ)

対応する作品は今後、追加を予定している。

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