楽天、フリマアプリ「フリル」のFablicを買収。全株式を取得し完全子会社に

相互送客などで補完しあいながら、顧客基盤の強化・拡大に取り組む
よろしければこちらもご覧ください

楽天は9月5日、フリマアプリ「フリル(FRIL)」を提供するFablicの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。取得額は非公開。

楽天はすでにフリマアプリ「ラクマ」を展開しているが、フリマアプリで最大のシェアを持つ「メルカリ」との差は大きい。今後、相互送客などにで補完し合いながら、効率的に顧客基盤の強化・拡大に取り組みシェアの拡大を図る。

「フリル」は、サービス開始当初からファッションや美容用品のジャンルに注力。10代後半から20代を中心とした多くの女性から支持を集めている。

一方、「ラクマ」は、各ジャンル均等に幅広いユーザー層を獲得している。差別化は可能と考えており、両サービスを並存させていく。

2016年7月末時点での両社サービスにおける月間流通総額は合計で数十億円規模。「フリル」は「ラクマ」と同様、楽天会員IDによるログインを可能にしたり、「楽天スーパーポイント」を活用したポイントキャンペーンを実施することで、「フリル」ユーザーの利便性を向上。楽天グループ全体のユーザー層を広げ、「楽天経済圏」の拡大にもつなげていく。

ニュース分類: 
記事カテゴリー: 
タグ: