爽快ドラッグ、ベビー用品ECを買収し、売上高300億円目指す

爽快ドラッグはベビー用品のEC会社を買収し、1年後300億円の売上高へ
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住友商事の子会社で、日用品などのネット通販を手掛ける爽快ドラッグは4月1日付で、ベビー用品のEC会社、あかちゃんハウス一二三(ACH)を完全子会社化した。両社は仕入れルートの共有化、相互送客などで相乗効果を生み出し事業を拡大。15年3月期の両社合計売上高を300億円まで引き上げる。買収金額は非公表。

爽快ドラッグからあかちゃんハウス一二三に3人を役員として派遣。小森紀昭・爽快ドラッグ社長が、あかちゃんハウス一二三の社長も兼任する。

あかちゃんハウス一二三は1991年設立で、05年にECを開始。ベビー用品を扱うECサイト「NetBabyWorld」を運営し、楽天市場「ショップ・オブ・ザ・イヤー」のキッズ・ベビー・マタニティ部門では7年連続1位、2013年度は総合8位を受賞している。14年3月期の売上高は約50億円。

爽快ドラッグはミルクやオムツなどベビー用品を、あかちゃんハウス一二三はベビーカーやベビーベッドなどを中心に取り扱っているため、主力商材が重複しない。両社はまず、仕入れルートなどを共通化。あかちゃんハウス一二三が扱う商材を爽快ドラッグが販売、あかちゃんハウス一二三のサイトでも爽快ドラッグのベビー消耗品を展開するなど、相乗効果を高める。相互送客にも取り組むなど、新規顧客開拓の側面でもシナジーを図る。
仕入れルートの共通化に伴うフルフィルメントの課題には、「現在、爽快ドラッグが移転準備を進めている神奈川県相模原市の物流倉庫で、あかちゃんハウス一二三の商品も共有する可能性がある」(住友商事広報部)としている。

爽快ドラッグとあかちゃんハウス一二三の14年3月期の売上高を合算すると250億円規模。両社は15年3月期に売上高を300億円まで引き上げる。

 

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