渡部 和章 2018/1/10 9:00

ニトリホールディングスの2017年3-11月期(第3四半期累計)における通販売上高は、前年同期比33.2%増の220億円だった。連結売上高に占める割合は5.2%。

ECサイトの商品ページにコーディネート画像を増やすなど、ライフスタイルを提案することで購買を促進。

また、商品の使い方や手入れの方法、商品を使って作れる料理のレシピなどを掲載したカタログ「ウチソト」を創刊し、カタログからECサイトへ顧客を誘導している。

近年はオンラインショップと店頭の連携を強化しており、2016年7月にはEC商品の店頭受取サービスを導入。2017年6月には、店頭商品のバーコードをスマホでスキャンし、注文と発送手続きを行えるサービス「手ぶらdeショッピング」を開始した。

ニトリが2017年に始めた店舗とEC連動のアプリ「手ぶらdeショッピング」を

「手ぶらdeショッピング」は2017年にスタート
(画像は編集部がニトリのIR資料からキャプチャ)

物流子会社のホームロジスティクスが運営する西日本通販発送センター(大阪府茨木市)に自立走行式ロボット「Butler(バトラー)」79台を導入。商品の入出庫や保管業務の自動化と、センター内の省人化をめざしている。

ホームロジスティクスが運営する西日本通販発送センター(大阪府茨木市)は自立走行式ロボット「Butler(バトラー)」79台を導入

「Butler」が倉庫内で稼働する様子

中国でEC開始

当期から、中国で運営している自社サイトを通じてネット通販を開始した。実店舗を運営している地域限定でネット通販を行い、 アフターサービスも行っているという。今後、リアル店舗の出店と併せて販売地域を拡大する予定。

2017年にニトリは中国でネット通販をスタート

中国でのネット通販もスタート(画像は編集部がIR資料からキャプチャ)

ニトリホールディングスの2017年2月期における通販事業の売上高は前期比33.1%増の223億円だった。通販事業は右肩上がりの成長が続いている。

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