ジャックスの後払い決済サービス「アトディーネ」が事業終了、2023年9月30日で全機能を全停止

ジャックスは事業終了の理由について「市場環境の変化に起因する事業採算性」などをあげた。今後、グループで後払い市場への参入に向けた新たなサービスを検討していく
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ジャックスは11月4日の取締役会で、連結子会社であるジャックス・ペイメント・ソリューションズが運用する後払い決済サービス事業の終了を決議した。2023年9月30日で全サービスを停止する。

昨今の後払い業界(BNPL)における市場環境の変化に起因する事業採算性、現行サービスの将来性を総合的に勘案した結果、事業の終了を決めたとしている。

事業終了に関するお知らせ(画像は編集部が後払い決済サービスのWebサイトよりキャプチャ)

ジャックス・ペイメント・ソリューションズが提供する後払い決済サービスは「アトディーネ」。2023年6月30日で新規取引登録(加盟店管理画面およびAPI機能の新規取引登録)、新規取引登録(加盟店管理画面およびAPI機能の新規出荷報告登録)を停止。その後、2023年9月30日に「アトディーネ」の全機能を止める。

ジャックス・ペイメント・ソリューションズは2014年4月、後払い決済サービス「アトディーネ」の提供をスタート。Webサイトに掲載している情報によると、1万6000以上の通販・EC事業者が導入しているという。

今後は、ジャックスグループとして、BNPL市場への参入に向けた新たなサービスを検討していく。

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