野村総研 2022年度のBtoCEC市場を26兆円と予測

スマートフォンの普及が市場をけん引
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野村総合研究所は11月21日発表した「ICT・メディア市場の動向分析・市場規模予測」で、2022年度にB2C EC市場が26兆円に成長すると予測した。2015年度のB2C EC市場は15.4兆円となっており、7年後に約1.7倍の市場になるとしている。

今回の調査で対象としたのはBtoC向けの商品・サービス。金融サービス、音楽・映像などのデジタルコンテンツなどは対象外となっている

市場の成長はスマートフォンの普及により、自宅のPC経由だけでなく、時間や場所を問わずに便利にECを利用できるようになってきたためで、特にアプリからのネット接続が増加するとしている。これにより、「Apple Pay」や「Android Pay」など、スマホのプラットフォームを活用したスマートペイメントも拡大すると予測している。

また、インターネット広告ではアプリ内のリワード広告や、SNSを活用した新たな広告手法が登場し、こうした広告が拡大するとしている。インターネット広告市場全体は2015年の9194億円から2022年には1兆2725億円に拡大し、そのうちモバイル向けの広告の比率が、2015年の42%から2022年には60%へ増加するとしている。

同調査は、ICT(情報通信技術)とメディアに関連する主要5市場(デバイス・ネットワーク・プラットフォーム・コンテンツ配信・ソリューション)について、国内と世界(一部)での動向分析と5年後までの市場規模を予測したもの。

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