福山通運、日曜日の集荷・配達を中止へ

人手不足問題や政府が推進する「働き方改革」を受け、10月1日から適用する
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福山通運は9月21日、運送業界における人手不足や政府が推進する「働き方改革」を受け、日曜日の集荷と配達を中止すると発表した。

10月1日以降は日曜日に集荷と配達を行わない。契約済の顧客に限り、2018年12月末まで日曜日も集荷・配達を行う。

グループで業務の見直しによる効率化などを実施してきたが、今後も安全安心な輸送サービスを提供するために、日曜日のサービス縮小を決めたという。

取扱店への荷物の引き取りや、荷物の持ち込みは条件付で継続する。ただ、一部の支店・営業所は日曜日に営業しないため、荷物の持ち込みや引き取りも行わない。

宅配便取扱個数は年間42億個

宅配便の取扱量は年々増えている。国土交通省の調査では、2017年度の宅配便取扱個数は42億5100万個だった。前年度と比較すると2億3272万個多く、増加率は前年度比5.8%増。

ただし、2017年度は集計対象が前年度と異なるため、宅配便取扱個数は多めに算出されている。日本郵便の「ゆうパケット」を通年で集計対象に追加したほか、佐川急便は決算期変更の影響で集計対象日数が前年度よりも多い。

条件変更の要因を排除して2017年度の宅配便取扱個数を前年度と比較した場合、増加数は4343万個、増加率は前年度比1.1%増。

宅配便取扱個数の推移
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