セブン&アイが「オムニ7」で動画コマース、フリックで簡単に商品購入できる仕組みとは?

動画の再生中にユーザーを商品ページに誘導することが可能
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セブン&アイ・ホールディングスは8月6日、グループ横断のECサイト「オムニ7」において、再生中の動画の画面をフリックすることで買い物ができる「フリックショッピング対応動画」を公開した。

再生中の動画をフリックすると、動画で紹介されている商品画像を画面右上に表示。そのアイコンをタップすると商品詳細ページに移動する仕組み。

「フリックショッピング対応動画」のイメージ

現在、ベビーラックやベビー用マグの紹介動画のほか、アウトドアワゴンやビールサーバーの実演販売動画を公開している。

動画の再生後、FacebookやTwitterのアイコンが表示されるため、商品情報を簡単にSNSに投稿できる。

セブン&アイ・ホールディングスによると、動画はECの有効な宣伝ツールではあるものの、再生するだけで直接商品の購入につなげられないことが課題だったという。 

パロニムの動画技術などを活用

「フリックショッピング対応動画」のシステムは、インタラクティブ動画サービスの開発提供を行うパロニムと、 EC関連システムの開発提供を行うエスキュービズムの協力を得て運用している。

パロニムは、再生中の動画の画面をタップするだけで情報をストックできる動画技術「TIG/ティグ」の提供を2018年3月に開始した。パロニムによると、「TIG/ティグ」を導入した映像内の対象物にタッチすると、あらかじめ埋め込んだ情報をストックすることが可能。ストックした商品をタッチすると、リンク先のWebページなどに移動する。

パロニムの動画技術

「TIG/ティグ」はゴールドウインのアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」のプロモーション動画などに採用されているという。

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