ユニクロのECは2019年度も好調。1Q(9-11月)売上高は237億円で30.9%増、EC化率は9.7%

実店舗を含む国内ユニクロ事業は減収だったが、ECは高い増収率を維持
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ファーストリテイリングが1月10日に発表した2018年9~11月期(2019年8月期第1四半期)連結決算によると、国内ユニクロ事業のEC売上高は前年同期比30.9%増の237億円だった。

売上高に占めるECの割合は9.7%(前期は7.0%)に上昇した。

国内ユニクロ事業の既存店売上高は減収だったが、ECは高い増収率を維持している。

話題性のあるコラボレーション商品や、検索回数が多い商品を中心にSNSで積極的にニュースを発信。ECサイトで注文した商品の店舗受取サービスも拡大した。

EC関連の物流費は増加したものの、有明倉庫の自動化により1件当たりの物流費は低下しているという。

国内ユニクロ事業は4.3%減収

2018年9~11月期における国内ユニクロ事業の売上収益は、同4.3%減の2461億円。事業利益は同29.1%減の379億円だった。

減収要因は、①暖冬の影響で防寒衣料の需要が弱かった②商品構成が防寒衣料に偏り過ぎていた③前年のハードルが高かった――ことなどをあげている。

2019年8月期のEC売上は30%増収を計画

前期(2018年8月期通期)の国内ユニクロ事業におけるEC売上高は630億円(増収率は29.4%)。2019年8月期のEC売上高の計画は、前期比約30%増に設定している。

ユニクロのEC売上高推移(通期ベース)
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