渡部 和章 2019/1/10 10:00

イオングループで衣類の製造販売などを手がけるコックスは、アパレルECサイト「コックス公式オンラインストア」にオンライン試着ツール「Virtusize」を導入した。オンラインで商品を購入する際の、サイズへの不安の解消を図る。

「Virtusize」は、過去に購入した衣服と、ECサイトで買いたい衣服を画面上で重ね合わせることで、商品のサイズ感を把握できるサービス。他社のECサイトで過去に購入した商品のサイズを登録し、買いたい商品とサイズを比較することもできる。

「コックス公式オンラインストア」の商品詳細ページで「サイズをチェック」ボタンをクリックすると、オンライン試着室が立ち上がる。比較対象の衣服を選択すると、その衣服と商品のイラストが重なって表示され、サイズの違いを把握できる。

EC売上高は12億円、EC化率6%

コックスの2018年2月期におけるEC売上高は、前期比6.2%増の約12億円だった。EC化率は6.0%、自社サイト比率は15.1%。

2019年2月期の下半期における重点施策として「EC事業の拡大・推進」を掲げた。オムニチャネル化を推進するため、ポイントサービス「コックスメンバーズクラブ」の店頭での登録促進や新規入会キャンペーンなどを実施しているほか、自社ECサイトではEC限定商品の販売強化や、先行受注の拡大などに取り組んでいる。

イオングループで衣類の製造販売などを手がけるコックスはEC強化を進めている
ECを強化しているコックスの2019年2月期のEC売上高目標は15億円(画像はコックスの2018年2月期決算補足資料をキャプチャ)
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