渡部 和章 2018/9/5 6:00

視聴行動分析サービスを提供するニールセンデジタルが8月30日に公表した、国内におけるECサイトの利用実態調査によると、2018年6月の「アマゾン」と「楽天市場」の利用者数(閲覧のみのユーザーを含む)はどちらも約4000万人だった。

オンラインショッピングサービスの利用者数は「アマゾン」が4079万人、「楽天市場」が4028万人、「Yahoo!ショッピング」は2645万人。

日本の18~64歳の人口をもとに利用者数を算出した「リーチ」は、「アマゾン」と「楽天市場」が56%、「Yahoo!ショッピング」は37%。

ニールセンデジタルが国内ECサイトの利用実態調査を公表

「アマゾン」と「楽天市場」が拮抗

オークション/フリマサービスの利用者数は「Yahoo! オークション」が1880万人(リーチは26%)でトップ。「メルカリ」は1779万人(同25%)、「ラクマ」は860万人(同12%)だった。

調査対象を18~24歳に限定し、男女別で利用者数を集計すると、女性は特に「楽天市場」や「ZOZOTOWN」の利用率が男性よりも高いという。

ニールセンデジタルが国内ECサイトの利用実態調査を公表

女性は「楽天市場」「ZOZOTOWN」の利用率が高い

アマゾンと楽天市場のデバイス比率は「スマホのみ」が7割超

「アマゾン」と「楽天市場」を利用する際のデバイスは、「スマホのみ」の利用者がどちらも7割を超えている。「PCのみ」は10%前後、「併用」は16%前後。

「スマホのみ」と答えた割合は若い世代ほど高い。18~34歳は「アマゾン」で83%、「楽天市場」は89%に達している。

ニールセンデジタルが国内ECサイトの利用実態調査を公表

「スマホのみ」の利用者が圧倒的に多い

調査概要

ニールセンデジタルは、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のパネルベースのデータを基に、PCとスマートフォンの非重複の利用者数(ユニークオーディエンス)を用いてオンラインショッピングサービスとオークション/フリマサービスの利用状況をまとめた。

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