KDDIが不正アクセスで顧客情報流出の可能性。ニフティ、JCOMなど向けISP向けメールシステムで

漏えい対象は、KDDIウェブコミュニケーションズのレンタルサーバー「CPI」のメールサービスやSTNet、J:COM、ニフティ、ビッグローブなど計6社のメールサービス。第三者製ソフトウェアの脆弱性が原因で、利用者には早急なパスワード変更を呼びかけている。

鳥栖 剛[執筆]

6月24日 8:30

KDDIは6月23日、インターネットサービスプロバイダー(ISP)事業者向けに提供するメールシステムに対する不正アクセスを確認し、各ISP事業者が提供する電子メールサービスのメールアドレスとパスワードが外部に漏えいした可能性があると発表した。対象件数は最大1422万件にのぼる。

KDDIが不正アクセスで顧客情報流出の可能性。ニフティ、JCOMなど向けISP向けメールシステムで
KDDIの企業サイトのトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

KDDIによると、不正アクセスを確認したのは6月17日。同日中に被害拡大を防ぐためシステムを改修し、被疑箇所の特定と技術的な防御措置を実施した。調査の結果、システムで利用していた第三者製ソフトウェアの脆弱(ぜいじゃく)性が悪用されたことが原因と見られる。現在も影響範囲の特定に向けた調査を続けている。

対象となるISP事業者は6社。STNetの「ピカラ光サービス」「ピカラモバイルサービス」「お仕事ピカラサービス」のメールサービス、KDDIウェブコミュニケーションズのレンタルサーバー「CPI」のメールサービス、JCOMの「J:COM  NET」とケーブルテレビ事業者向けメールサービス、中部テレコミュニケーションの「コミュファ光」「ビジネスコミュファ」のメールサービス、ニフティの「@niftyメール」、ビッグローブの「BIGLOBEメール」が含まれる。

漏えいした可能性がある情報は、対象メールサービスで作成されたメールボックスに紐付くメールアドレスとパスワード。件数は最大1422万件で、解約済みユーザーや一定期間利用のない休眠ユーザーも含む。パスワードにはハッシュ化または暗号化されたデータも含まれているという。なお、件数は調査継続中のため最大値として公表している。

KDDIは関係法令に基づき、個人情報保護委員会や総務省への報告・相談を含む対応を実施。対象となるISP事業者には6月17日以降、順次連絡し、対策の協議と導入を進めているという。

技術的な防御措置はすでに実施済みとしているが、メールアドレスとパスワードが第三者に取得された可能性があることから、利用者に対しては各ISP事業者からの案内を確認し、速やかにメールパスワードを変更するよう呼びかけている。

あなたのまわりの「スゴい人」を表彰します! 第4回 ネットショップ担当者アワード 募集中

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

顧客の8割は「なんとなく」離脱する。ECリピート売上を最大化する7つの鉄板シナリオをアクションリンクが公開 8月3日 7:00 ストア評価2.5→3.8へ! 三陽商会の「SANYO公式アプリ」、リニューアル成功の裏側とOMO戦略 7月29日 8:00 決済承認率15%改善、不正率ほぼゼロを実現。「and ST」が導入したRiskifiedの網羅的な不正対策アプローチ 7月14日 7:00 ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」とは? 6月22日 7:00 欧米トップ企業はなぜマーケットプレイス化を急ぐのか? BtoB企業の競争力を高める新潮流 4月21日 7:00 サステナブルな付加価値を「利益」につなげる新時代の成長戦略。Amazon提供の「Climate Pledge Friendly」プログラムの全貌+事業者のメリットを詳しく解説 2月24日 7:00 EC売上250億円規模のアルペンが語るOMOの裏側 ―ECシステム刷新、メディアコマース転換、評価制度 2月4日 8:00 AI時代を勝ち抜くEC戦略。レガシーシステムから脱却し、「Shopify」で実現するPDCA高速化とイノベーション 2025年12月23日 7:00 「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 2025年12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 2025年12月16日 7:00