ユニクロのネット通販売上は中間期で3割増の485億円、EC化率は約10%
店舗とECを含む「国内ユニクロ事業」は0.5%減収だったが、EC事業は高い成長率を維持している
ファーストリテイリングが4月12日に発表した2018年9月~2019年2月期(2019年8月期中間期)連結決算によると、「国内ユニクロ事業」のEC売上高は前年同期比30.3%増の485億2800万円だった。
「国内ユニクロ事業」のECは高い成長率を維持している。2018年8月期通期連結決算のEC売上高は前期比29.4%増の630億円。2018年9~11月期(2019年8月期第1四半期)連結決算のEC売上高は前年同期比30.9%増の237億円。
同事業の売上高に占める割合(EC化率)は同2.4ポイント増の9.9%。EC事業は計画通り好調に拡大した。
「国内ユニクロ事業」の売上収益は同0.5%減の4913億円。2018年の10月と11月は、暖冬の影響で防寒衣料の需要が弱く苦戦したが、12月と2019年1月は気温が低下したことでヒートテ ック、ダウン、フリースなどの冬物商品が好調だったという。
同事業の売上高販管費率は31.9%で、同1.0ポイント上昇した。販管費の中でも「物流費」は0.5ポイント上昇している。EC化率の上昇で物流費が増加した。ただし、有明倉庫を自動化したことで 1件当たりの物流費は低下しているという。
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