カインズがECサイトの注文商品を取り置く専用ロッカーを設置、大型店中心に全国展開へ

オンラインで決済した商品を受け取れるほか、商品の実物を見てから店頭で決済することもできる。顧客の来店を促進し、実店舗での「ついで買い」につなげる
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ホームセンター大手のカインズは12月2日、オンラインショップで注文した商品を店内で受け取れる専用ロッカー「CAINZ PickUp Locker(カインズ ピックアップ ロッカー)」の設置を開始した。

オンラインで決済した商品を受け取れるほか、未決済の商品の実物を見てから店頭で購入することもできる。取り置きサービスを提供することで顧客の来店を促進し、実店舗での「ついで買い」につなげる。

「CAINZ PickUp Locker」の設置は「浦和美園店」で試験的に開始した。オンラインで注文した際に付与される特定の番号かQRコードをロッカーに読み取らせると、ロッカーが開いて商品を受け取れる。ロッカーの数は23個。大きさは最大で横50cm×縦180cm。ロッカーに入らない商品はスタッフが渡す。

「CAINZ PickUp Locker」のイメージ

一般的な宅配ロッカーと異なり、商品の実物を見てから決済できるのが特徴だ。

オンラインで決済した商品を受け取れるだけでなく、商品を取り寄せて、実物を見てから買うことができます。また、ロッカーで商品を受け取ってから、店内の他の商品とまとめて会計することもできます。(カインズ広報)

大型店中心に設置店舗を全国に拡大

今後は店頭受け取りサービスのニーズを調査し、大型店を中心に「CAINZ PickUp Locker」の設置店舗を段階的に増やす。2021年度までに全国展開を計画している。

カインズは現在、プロ向けのサービスとして、店舗在庫を取り置きする「55-DASH PRO」や、店頭にない商品を取り寄せて購入できる「CAINZ-DASH PRO」を提供している。今後は一般の消費者向けにも、ネットで注文した商品を自宅以外の場所で受け取れるサービスを拡大していく。

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