利用しているポイントサービス1位は「Tポイント」、貯めやすさ・使いやすさは「楽天スーパーポイント」

ネットエイジアが実施した「日本人のポイント活用」に関する調査。ポイントは店舗での買い物やネットショッピングで貯め、店舗での買い物で使用する。8割以上のサービス利用者が「ポイントサービスが好き」と回答した
よろしければこちらもご覧ください

ネットエイジアは、ポイントサービスの利用実態や意識について調べた「日本人のポイント活用に関する調査」結果を公開した。最も利用されているポイントサービスは「Tポイント」で、ためやすさ・満足度では「楽天スーパーポイント」となった。

調査対象者は20歳~49歳の男女2,000名、調査期間は2020年1月24日から1月27日。

利用しているポイントサービス

最も利用しているのは「Tポイント」

利用しているポイントサービスについて聞いたところ、トップは「Tポイント」(65.7%)。「楽天スーパーポイント」(60.2%)、「Pontaポイント」(46.6%)、「dポイント」(34.8%)が続いた。

2019年2月に行った調査結果と比較すると、利用率が5ポイント以上増加したサービスは、「楽天スーパーポイント」(2019年の54.4%から5.8ポイント増加で60.2%)、「dポイント」(2019年の28.5%から6.3ポイント増加で34.8%)、「LINEポイント(LINE Pay)」(2019年の17.7%から5.3ポイント増加で23.0%)。なかでも「LINEポイント」は2019年の9位から2020年は6位と大きく順位を上げた

利用しているポイントサービス(複数回答可/n=2,000)出典:ネットエイジア
利用しているポイントサービス ※年代・性別別(複数回答可)出典:ネットエイジア

今後も利用したいサービスは「楽天スーパーポイント」

今後も利用したいサービスについて聞いたところ、最多は「楽天スーパーポイント」(73.3%)で、「JALマイレージクラブ」(59.9%)、「dポイント」(58.8%)と続いた。

利用しているサービスでは2位だった「楽天スーパーポイント」がリピート意向度でトップとなった

リピート意向度 出典:ネットエイジア

ポイントのため方

「店舗での買い物」や「ネットショッピング」でポイントをためる

ポイントサービス利用者にどのようにポイントをためているか聞いたところ、「店舗で買い物をして」(84.9%)が最も高く、「ネットショッピングをして」(73.2%)。「飲食店を利用して」(36.2%)、「携帯電話・公共料金の支払いで」(27.3%)が続いた。

実店舗やネットでの買い物でポイントをためる人が多いこともわかった。また、携帯電話や公共料金の支払いで自動的にポイントがたまっているという人も少なくない

ポイントの貯め方(複数回答可/n=1,776)出典:ネットエイジア

ためやすさでも「楽天スーパーポイント」が1位に

ポイントがためやすいと思うサービスについて聞いたところ、「楽天スーパーポイント」(70.9%)が最多。「Tポイント」(48.2%)、「dポイント」(44.1%)と続いた。

貯めやすさ満足度 出典:ネットエイジア

また、普段の買い物での貯めやすさも同じく「楽天スーパーポイント」(61.5%)がトップだった。

普段の買い物での貯めやすさ満足度 出典:ネットエイジア

保有ポイント平均額は14,670円。失効額「わからない」人が多数

ポイントサービス利用者に現在保有しているポイントを聞いたところ、多かった回答は「1,000円~3,000円未満」(13.6%)、「5,000円~10,000円未満」(12.1%)、「10,000円~30,000円未満」(12.2%)。最も多かった回答は「わからない」(17.8%)だった。

「わからない」と回答した人以外の保有ポイントの平均額は14,670円となった。

現在保有しているポイント(n=1,776)出典:ネットエイジア

ポイント失効額について聞いたところ、「わからない」(49.6%)と回答した人が約半数。金額を回答した人の中で最も多かったのは「100円未満」(16.9%)で、平均額は5,993円。

これまでに失効させたポイント(n=1,776)

上記の結果から、ポイント保有額・失効額ともに意識していない人が少なくないことがわかった

ためたポイントの使用方法

「買い物」でためたポイントは「買い物」で使う

ポイントの使用方法について聞いたところ、「買い物で(支払に)使う」(74.5%)が最も多く、「電子マネーと交換する」(31.8%)、「キャッシュバック(現金化)する」(27.0%)が続いた。

「実際にやったことがある」ポイント使用方法(複数回答可/n=1,776)出典:ネットエイジア

上記の回答者が「お得感がある」と評価した割合では、トップは「買い物(支払)で使う」(69.9%)。「キャッシュバック(現金化)する」(63.8%)、「特典航空券(無料航空券)と交換する」(63.2%)が続いた。

ポイント使用方法のお得度 出典:ネットエイジア

ポイントの使いやすさでも「楽天スーパーポイント」

使用しやすいポイントサービスでは、1位「楽天スーパーポイント」(65.9%)、2位「Tポイント」(52.6%)、3位「dポイント」(45.4%)。ためやすさでもトップだった「楽天スーパーポイント」の人気の高さがうかがえる。

使用しやすさ満足度 出典:ネットエイジア

ポイントに対する意識

8割強が「ポイントサービス好き」、40代女性が最多に

全対象者にポイントサービスが好きか聞いたところ、「非常にあてはまる」(41.2%)、「やや当てはまる」(40.9%)の合計が82.1%で、多くの人がポイントサービスが好きだということがわかった

「あてはまる」と回答した割合を性別・年代別にみると、40代女性が最も高く90.4%。40代女性にはポイント好きを自認している人が多い。

ポイントサービス・電子マネーに対する意識や調査【ポイントサービスが好き】
(n=2,000)出典:ネットエイジア

 

「ポイント活用で節約できた」人は7割以上

ポイント活用で節約できたか聞いたところ、「あてはまる」が73.9%となった。

ポイントサービス・電子マネーに対する意識や調査【ポイント活用で節約ができた】
(n=2,000)出典:ネットエイジア

一方、「ポイント活用で浪費が増えた」と回答した人は約3割となり、ポイントの活用を意識し過ぎて浪費につながってしまった人がいることがわかった。

ポイントサービス・電子マネーに対する意識や調査【ポイント活用で浪費が増えた】
(n=2,000)出典:ネットエイジア

7割以上の人が「お得なポイントカードを積極的に作りたい」

お得なポイントカードを作りたいか聞いたところ、6割以上の人が「あてはまる」と回答した。性別・年代別にみると30代女性が最も高く74.3%だった

ポイントサービス・電子マネーに対する意識や調査【お得なポイントカードは積極的に作りたい】
(n=2,000)出典:ネットエイジア

マイナポイント認知率は33%

2020年9月からマイナンバーカードの普及促進を目的としたキャッシュレス還元ポイント「マイナポイント」が開始される。

マイナポイント開始を前に、マイナポイントを知っているか聞いたところ、「知っていた」は33.3%、「知らなかった」は66.7%。マイナポイントについてはまだ広く認知されていないと言える

マイナポイントを知っていたか(n=2,000)出典:ネットエイジア

マイナポイント事業開始時に利用したいか聞いたところ、「利用したいと思う」は41.4%だった。「利用したいと思わない」が58.6%で、利用に対して消極的な人が多数派だった。

マイナポイント事業が開始された際には、利用したいと思うか(n=2,000)出典:ネットエイジア
調査実施概要
  • 調査タイトル「日本人のポイント活用に関する調査2020」
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2020年1月24日~1月27日
  • 調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする20歳~49歳の男女
  • 有効回答:2,000人
ニュース分類: