ナルミヤ・インターナショナルのEC売上は42%増の約61億円、ショッピングセンターとの顧客ID統合効果などで新規客が増加

子ども服のECを手がけているハートフィールを連結子会社化したことでEC売上高が増加。ショッピングセンター事業とECの顧客IDを統合した効果などでEC事業の新規顧客数が増えている
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子ども服やベビー服などのブランドを展開しているナルミヤ・インターナショナルの2020年2月期決算におけるEC売上高は、前期比42.2%増の60億9500万円だった。

連結売上高に占める割合(EC化率)は18.5%で、前の期と比べて4.1ポイント上昇している。

子ども服のECを手がけているハートフィールを連結子会社化したことでEC売上高が増えた。また、ショッピングセンター(SC)事業とECの顧客IDを統合した効果などでEC事業の新規顧客数が増加している。

チャネル別実績(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

男児向けアパレルのハートフィールを連結子会社化

男児向けアパレルブランド「GLAZOS(グラソス)」を持つハートフィールを2019年3月に連結子会社化した。ハートフィールは自社ECを中心に事業を展開している。

2018年12月期の売上高は9億9800万円、当期純利益は1800万円。ナルミヤがハートフィールを連結子会社化した際の株式取得価額は約7億円。

SC事業とEC事業の顧客ID統合

2019年4月にはSCブランドとECの顧客IDを統合した。

ID統合の効果に加え、新規顧客獲得キャンペーンを実施したこともあり、2020年2月期におけるEC事業の新規顧客獲得数は前期比32.5%増の48万7000人に増加している。

連結売上高は約329億円、当期利益は約10億円

ナルミヤ・インターナショナルはEC事業のほか、百貨店事業とSC事業を手がけている。

2020年2月期の連結売上高は前期比11.0%増の329億6200万円、当期純利益は同7.8%増の9億9900万円だった。

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