ナルミヤ・インターナショナルのEC売上は右肩上がり、EC売上42億円でEC化率は14%
2018年8月に自社ECサイトをリニューアルしたことが顧客の増加につながった
子供服やベビー服などのブランドを展開しているナルミヤ・インターナショナルの2019年2月期決算におけるEC売上高は、前期比25.3%増の42億8700万円だった。全売上高に占める割合(EC化率)は14.4%。EC化率は2018年2月期と比べて1.7ポイント上昇した。
2018年8月に自社ECサイトをリニューアルしたことが新規顧客の獲得につながった。自社ECサイトの購入者数(複数回購買を含む)は前期比49.1%増の22万5841人。EC売上高に占める自社ECサイトの比率は、前期比3ポイント増の43%に拡大した。
EC売上高は直近5年間で2倍以上に増えた。2015年2月期から2019年2月期までのEC売上高は17億円、19億円、24億円、34億円、43億円と拡大を続けている。
2018年8月には中国の大手ECモール「Tmall」に出店し、子供服ブランド「petit main」の販売を開始した。11月11日(独身の日)には1日で約3000万円を売り上げたという。
今期はEC売上高63億円を計画
2020年2月期のEC売上高の計画は、前期比約46%増の63億円に設定した。EC化率は約19%。
利益率がECモールよりも高く、顧客データの獲得が可能な自社ECサイトを一層強化する。店舗とECの顧客IDを統合し、売り場の最適化を図る。
また、今後は店舗とECの物流の統合を検討。2021年度を目処に自社アプリの導入も検討する。
2022年2月期までに、EC事業における自社EC比率60%をめざす。
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