コニカミノルタジャパンはこのほど、法人向けオフィス用品購買サイト「bizconcie(ビズコンシェ)」を刷新した。サブスクリプション商材を含む購買プロセスのスマート化、業務効率化、顧客体験の向上につなげる。
コニカミノルタジャパンは2014年からECサイト構築プラットフォーム「ecbeing」を導入し、「bizconcie」を運用してきた。今回のリニューアルに際しEC基盤には、ecbeingの法人向けECサイト構築プラットフォーム「ecbeingBtoB」を新たに採用した。
EC市場の拡大やデジタル購買行動の多様化を背景に、2022年以降、オンライン販売チャネルのさらなる強化に向けてリニューアルを検討。今回の刷新では、顧客・販売店・営業部門の三者がシームレスに連携する法人向けEC基盤の構築を掲げ、次の3点を主な目的に据えた。
- 新規顧客開拓の強化:入会から即購入まで可能とするオープンサイト構想
- 顧客利用価値の向上:物販と役務商材を統合した購買フローやポイント管理の改善
- バックオフィス業務の効率化:IT・SaaS商材の受発注オペレーション改善
サブスク商材の取り扱い・管理をEC上で完結
リニューアルの大きなポイントの1つが、月額・年額型のライセンス商材をEC上で取り扱い、管理できるようにした点。Box、Microsoft 365、Adobeなどの外部サービスに加え、自社ITサービスも対象とし、初期費用やオプション商材を組み合わせたパッケージ販売にも対応する。これにより、従来は個別対応が必要だった多様な商材の販売を、オンライン上で完結できるようにした。
契約情報をマイページ・バックオフィスで一元管理
契約期間や更新日、価格変更に伴う期間設定などの契約情報を、マイページおよびバックオフィスで一元管理できるようにした。ユーザーはマイページから契約情報の変更依頼を行い、運用担当者がバックオフィスで確認・対応する運用を想定する。
書面やメールを中心としていた契約関連のやり取りをEC上でデジタル化し、運用効率と顧客利便性の両立を図る。
注文時の個別情報取得と発注業務の自動化
サブスクリプション商材のように、利用者名や利用拠点、契約形態などの個別情報が必要な商品については、カート投入済みの商品ごとにアンケート項目を設定し、注文フロー内で取得・登録できるようにした。
取得した情報は、発注メールやサプライヤーサイト上にも自動反映されるという。これにより、PDF注文書による個別対応をEC化し、手作業の削減と情報精度の向上につなげる。
また、販売店・直販などの会員区分に応じて取得項目を制御できる仕組みも導入し、複数チャネルでの柔軟な運用を可能にした。
「ライト会員」新設で新規法人の取り込みを強化
新たな顧客接点作りとして、取引実績のない新規法人でも登録・購入できる「ライト会員」ステータスを新設した。これまで既存取引のある企業のみが会員登録可能だった仕組みを見直し、会員登録から商品購入までをサイト上でシームレスに完結できるようにすることで、国内法人向けECサイトとしての間口を広げる。
営業活動のデジタル支援も強化へ
コニカミノルタジャパンは今後、顧客・販売店・営業部門がより密接に連携できる仕組みの構築を継続する方針。販売管理機能の拡充や営業活動のデジタル支援を強化し、ECサイトを基盤とした新たな法人取引の形の実現をめざすとしている。
DXが進む昨今、BtoB市場においても、物品だけでなくIT・SaaSサービスの購入ニーズが高まっている。IT・SaaSサービスの契約管理・請求管理を一括で行えるサイト構築に注力しました。今後も円滑で快適な購買業務を支援すべく、課題解決や業務効率化の支援に力を入れていく。(コニカミノルタジャパン担当者)
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