新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

2026年のECは「ニッチ市場に特化」「余剰削減&新領域を掘り下げる」がポイントになるかも【ネッ担まとめ】

ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年1月5日~2月1日のニュース

中林慎太郎[執筆]

8:00

「あれ? もう1月終わっちゃったよ」と感じている皆さん、こんにちは! 2月になりましたが、まだ2026年に何をするのか・何をしたいのかといった目標や方向性が決まっていない人は、しっかり作ってみましょう。いつもお伝えしていますが、調子が悪い時にしか動けない(改善や新しいことを行えない)のは良くありません。調子が良い時こそしっかり動く。今調子が悪い皆さんは、テクニカルな部分ではなく根本的な部分、売り上げや運用などの改善をしっかり進めてください。今回紹介するのはコマースデザインさんの記事。一部だけ抜粋して紹介しますが、ぜひ全文も読んでみてください。

2026年の不況期を乗り越える対策とは?

2026年のEC業界展望:EC業界を襲う「トリプルパンチ構造」とは?不況期を乗り越える「ジェンガ経営」など、対策を紹介 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog/archives/7252

パンチ①:マクロ経済の調子が悪い
パンチ②:EC市場の調子が悪い
パンチ③:楽天市場の調子が悪い

(中略)

原則1:市場シェアと利益率は比例する → ブラックオーシャン戦略

(中略)

ポイントは、「やりづらい市場ほど中小に向いている」ということ。大手からすると「面倒くさい」「市場が小さい」と思われて手を出さないような場所。そこなら、小規模事業者でも存在しやすくなります。小さい市場の中にポジションを作っていくことが重要

(中略)

SEOやキーワード選定というテクニカルな施策ではなく、「企業の体制・設備・業務フロー整備」を含んだ本質的な戦い

「『ブラックオーシャン』とは面白い表現!」と、戦略とはまったく関係ないところにニヤニヤしてしまいましたが、まさにそうかもしれませんね。ブルーオーシャンでも競合や大手が気付いて、いずれ参入してきます。逆にレッドオーシャンでも深海に潜ってしまえば、ニッチな層に展開できる。

どこまでお客さまのニーズをとらえて、“コト売り”の世界に行くのか、ということかと思います。勿論簡単なことではないですし、簡単にできたら「みんながやっているからこそ」の施策になります。ただ、深海もどこまで潜るのか。正直潜りすぎると誰もいないかもしれないですし、見つからないかもしれません。

けれど、この思考自体は中小企業ならしっかり持っていたい。自分達の商品は誰に刺さるのか、どこに刺さるのか、今以上にどのように提案していけば良いのか。場合によっては、商品開発にも関わることかもしれません。それを見つけるためには、SEOのキーワード選定がわかりやすい指標になるかもしれませんね。

原則2:止めるに勝る改善なし → ジェンガ経営

(中略)

ジェンガというゲーム、ご存知ですよね。積み木を一本ずつ抜いていって、崩れたら負け。抜けるところは抜く、でも崩れないように。これこそが、今必要な感覚だと思います。

今3人で運営できている事業があるとしたら、これを2人で回せるようにするというイメージです。そうすると、残った1人が新しい領域を開拓することができるはず。

ここも大事な部分ですね。リソースが決まっているなかで何をするのか。広告も似たような考え方で、しっかり取捨選択することが必要です。本文では触れていませんが、「その仕事は本当に必要なのか」もきちんと取捨選択する必要があると思います。

ただ、こういったことは想定よりとても難しいというのは理解しています。何故なら全員が今プレイヤーとして動いているから。そのため、瞬間的には今よりも大変になるかもしれませんし、決断する勇気も必要だと思います。けれど、同じ体制では売り上げにも天上がきてしまいます。

体制を変えて今より大変な時に動くことで、仕事量が増えることもあると思います。けれど、将来のことを考えて見ると、今が一番軽装のはずなので、2026年はメスを入れられたら良いですね。ちなみに、自分が会社にいた時は、毎年何かしらの改修を行っていました。

さて、今回は「トリプルパンチ」への対応を中心に紹介しましたが、いかがだったでしょうか? トリプルパンチ以外にもどこかしらでパンチを受けていて、それにどうやって対応するのかということになりますよね。日々の運用をしながら、紹介した2点をしっかり考えて改善しながら進んでいくことが大切なのではないでしょうか。

ちなみに、とある企業さんとのMTGでも出たのですが、「基本をこつこつとやるのが大事」だと思っています。そこをどのくらい精度高く、都度チューニングしながら行っていくのか。勿論、伸びる・伸びない、停滞するなどは市場動向にも大きく左右されますが、基本・基礎の部分をしっかり行っている状態で、枝葉となる施策を展開していく。そうすることで、枝葉もしっかりとした芯ができ、点と点がつながって線になり、しっかりした基盤が構築できると思っています。

要チェック記事

Google ショッピングに出したら売れるようになる?導入前に知っておきたい「土台」の話 | yuwai
https://yuwai-inc.jp/blog/google-shopping-before-starting/

Google ショッピングで見つけてもらうために、「最初に」整えるべき商品情報 | yuwai
https://yuwai-inc.jp/blog/product-data-preparation/

本店を運営している人でも、この辺りをまったく実施していないケースが最近多いです。出してすぐ売れるわけではありませんし、SEOも大事ですが、ここもしっかりと見ていきましょう!

楽天、エージェント型AIツール「Rakuten AI」を「楽天市場」のスマートフォンアプリに搭載 | 楽天グループ
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2026/0105_02.html

【2026年最新】楽天AIコンシェルジュのレコメンドロジックを徹底検証!AIO対策の鍵は「外部情報」と「検索順位」 | プロテーナム
https://proteinum.co.jp/blog/rakuten-ai-concierge/

モールでもどんどんAIの実装が進んできていますね。モール内SEOもこのAI機能に対応してきたら……。もしかしたら商品名・キャッチコピー以外、たとえば商品説明などの部分を改修する必要が出てくるかも?!

Google、エージェンティックコマース時代に向けた共通規格「UCP」発表 AIが決済まで代行 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2601/12/news019.html

Google、オンラインショッピング用AIエージェント標準としてUCPを発表 | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-has-introduced-the-agentic-commerce-protocol-an-ai-agent-for-e-commerce/

AIによるGoogleのショッピング機能。広告連動もそのうち実装されそうですし、進化が止まりませんね。特にGoogleはさまざまなAIを投下しているので、2026年も目が離せません。

InstagramがSEOを強化|投稿全体の検索流入が160倍以上に躍進 | note | 松下 聡太郎|
https://note.com/green_pepper/n/n0f429997d304

ここは「ネッ担まとめ」筆者でもある酒匂さんに聞きたいところです。記事内でもまだまだ「芸能関連の」となっていますが、各ブランドでもこの辺りをきちんと投稿していれば……?!

越境ECで『顧客体験』向上する5つのポイントを公開【連載「激変!越境EC物流」第2回】 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/17104

日本以外の国に向けて発信するという意味で「日本を出る」グローバル思考や、ローカライズは必要になりますよね。特に日本は海外企業が入りにくく、ローカライズ必須なので、日本の文化に慣れている人は固定観念を捨てないといけないかもしれません。

今週の唸った・刺さった・二度見した

社長はなぜ「自分よりも優秀な人材」を外すのか? | voicy | 西野さんの朝礼
https://voicy.jp/channel/941/7500252

社長が嫌がる「組織内の不確実性」

個人的には、西野さんのVoicyもYouTubeもあまり聞かないし目にすることは少ないのですが、FBでタイムラインに流れてきた「社長はなぜ『自分よりも優秀な人材』を外すのか?」というのが目に入り、ちょっと聞いてみました。

そのなかに“社長が嫌がる「組織内の不確実性」”という一節がありましたが、実に面白い! 社長自身が物事を行うことで社長が一番忙しくなるけれど、すべてが自分の決済の範疇の出来事なので安心できる。ただし、「安心と引き換えに、成長の機会を自ら手放している」。確かに大きな会社の経営者にはブレーンや右腕・左腕と呼ばれる優秀な人たちがいますよね。では「現場」はどうしたらいいのか、社長はどうしたらいいのか――「結構根深い問題だなぁ」と仕事をしながら聞いていました。

皆さんはどうでしょうか? 確かに自分もそうしてしまう可能性がゼロではない。先日友人と食事をした際にも、似たような話が出ました。現場のトップは5年くらいで変えないと、売り上げがストップしてしまうケースが多いです。

「どうすれば良いのか」が明確に出ていても、なかなか変化しにくい部分・場所ですよね。ここ数日いろいろと考えながら過ごしていますが、皆さんも立ち止まって考えてみるのもいいかもしれません。

それでは、今回はここまで! また次回の「ネットショップ担当者が読んでおくべきニュース」でお会いしましょう。そろそろ寄稿も書かないとな。


「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

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