「不機嫌な上司」は組織に弊害をもたらす。では「ご機嫌な上司」に必要なことは?【ネッ担まとめ】
不機嫌な上司に日々気をつかっている皆さんに朗報です。というわけではないですが、不機嫌な上司を「弊害」と言い切る衝撃的なタイトル。LINEヤフーの川邊健太郎氏とさくらインターネットの田中邦裕氏が啓蒙する「優秀なリーダー」「優秀な上司」とは何なのか?! 自らの経験を交えながら対談しているので、自分の過去を振り返りながら読むだけでレベルアップした気になる記事です。今上司の人も、そうではない人もぜひ読んでみてください。
「常に機嫌の良い上司」でいることが大切
【川邊健太郎×田中邦裕】管理職の言動が組織を腐らせる?「不機嫌な上司」の弊害と回避術 | 転職・求人情報サイトのtype
https://type.jp/et/feature/26332/
クリエイティビティーは間違いなく低下するでしょう。みんなが自由な発想で意見を出し合うから新しいものや面白いものが生まれるのであって、不機嫌な上司がいると周囲も発言しにくくなり、ものづくりの力は下がります。
そしてもう一つは、重大事故のリスクが高まることです。(田中氏)
そんな時、ヤフーのメディア事業部で、フォロワーシップ型マネジメントを取り入れる活動の一環として1on1を始めた人がいた。それがのちに『ヤフーの1on1』(ダイヤモンド社)の著書で知られることになる本間浩輔さんでした。
私も初めのうちは「あれって意味があるのかな?」と半信半疑で見ていたのですが、率先垂範型のリーダーシップでは限界があると気付き始めていたので、本間さんにアドバイスをもらってGYAOにも1on1を取り入れてみたんです。すると社員一人一人のやる気が明らかに向上し、業績も改善し始めました。(川邊氏)
私が管理職をしていた際、とある会社さんの真似をして1on1を導入しました。何の変哲もない会話をするだけでも、上司と部下という垣根が減っていたように感じます。ただ今思い返すと、自分の業務に忙殺され(という言い訳)、1on1を定期的に実施できなくなると、徐々に組織がギスギスしていったな、と感じます。そして「仕事がやりにくいな」と思ったのも、そのタイミングだったかもしれません。当時は「人の上に立つ」という自覚もあまりなかったのでしょう。私の例は非常に悪い実例なので、読みながら猛反省しました……(苦笑)
確かにそれはありますね。私も若手社員が仕事で成果を出して喜んでいる姿を見るとうれしいですから。喜びの対象が自分ではなく他人になると、お互いに機嫌よくいられるというのはよく分かります。(田中氏)
いきなり考え方を切り替えるのは難しくても、「喜びの対象を変えれば良いリーダーになれる」と頭で理解していれば、「これが部下の成長を喜ぶということか」と分かる瞬間がいつか訪れます。皆さんも今日からそのことを意識して、ぜひ「ご機嫌な上司」を目指してください。(川邊氏)
両社の共通点は、ベクトルが自分に対してではなく、いつでも組織や部下、会社全体に向いているということではないでしょうか。「組織や部下がいかに気持ちよく仕事ができるか」をしっかり自分自身のなかで考えて行動する。アンガーコントロールもしかり。そういうことを1つひとつ考えて動くことで、自ずと組織の士気が上がっていくということなのでしょうね。
関連のX投稿
不機嫌な上司対策4選
— 川邊健太郎 (@dennotai) April 21, 2024
①リーダーの重要な条件に「いつも機嫌が良い」という事がある旨を、平時から伝えておく
②勇気を出して不機嫌の原因を聞いてみる
③不機嫌な奴は上司失格!部下に気を使わせるな!上司が部下を気遣え!と川邊が言ってたと常日頃から伝えておく
④早速この投稿をリポストして牽制…
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今週の唸った・刺さった・二度見した
人は1年でできることを過大評価しすぎる。そして10年でできることを過小評価しすぎる。 | アンソニー・ロビンス(米国の作家・実業家、リーダーシップ・自己啓発コンサルタント)
https://diamond.jp/articles/-/323872(名言とされているフレーズを用いた「ダイアモンドオンライン」の記事を出典元として記載し、そのフレーズをご紹介しました)
先日、完璧主義な人と話をして落ち込んでいた友人の話を聞きながら、ふと思い出してLINEで送った言葉です。
私は基本的に啓蒙系の本や記事を一切見ないのですが、この言葉はどこかでチラ見して調べ直しました。ちょうど1年の半分が過ぎて、年末年始に立てた目標や今年やりたいことを思い返す頃ではないでしょうか。既に挫折していませんか? 私はこの言葉を覚えてから、立てた目標に対してある意味“適当”に接するようになり、挫折しなくなったように思います。
2024年も7か月が過ぎようとしています。そんなタイミングなので、今週の名言として紹介しました。
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この後にも書かれている「怒られそう」「聞いてもらえない」といった状況に組織があると、緊急事態が起こった際に一歩・二歩動くのが遅れ、より大きな事故につながってしまう恐れがあります。わかっているけれど、当事者になると案外忘れてしまう大きなリスクかもしれませんね。勿論、組織が上手に動かないと生産性や効率が落ちることも非常に問題ではありますが、「不機嫌な上司」が与える影響は会社にとって最大のリスクと言えるかもしれせん。