SaaSの開発・提供を通じてCX向上を支援するWOW WORLDは5月19日、生活者1711人を対象に実施した「メールマガジンに求めるもの」に関する調査レポートを公表した。メルマガに期待する内容として「キャンペーンやセール、クーポンなどのお買い得情報」が64%で最多となった一方、解約理由では「配信頻度が多い」が65%でトップとなり、EC事業者にとって“お得感”と“配信負荷”のバランスが課題であることが浮き彫りになった。

メルマガ登録のきっかけ
メルマガ登録のきっかけとして、「会員登録するタイミングで」が48%、「商品を購入したタイミングで」が45%で上位となった。「割引クーポンがもらえるから」も42%にのぼり、会員登録時や購入時の導線設計に加え、特典訴求が登録促進に有効であることがうかがえる。
1日に受信するメルマガの平均数
1日に受信するメルマガの平均数は、「3~5通程度」が25%で最多。「1~2通程度」が23%、「6~10通程度」が19%で続いた。日常的に複数のメルマガを受信している生活者が多く、他のメールに埋もれないための件名設計や配信タイミングの工夫が重要になっている。

メルマガに求める内容
メルマガに求める内容は、「キャンペーンやセール、クーポンなどのお買い得情報」が64%で最多だった。年代を問わず支持されており、価格メリットのある情報がメルマガ購読の大きな動機になっていることがわかる。年齢層が高くなるにつれて、「新商品情報」や「生活に役立つ情報」への関心が高まる傾向も見られた。
開封したくなるポイント
開封したくなるポイントは、「件名(タイトル)が興味深い」が49%、「テーマがわかりやすい」が43%。メルマガを読まない理由でも「件名に興味がない」が73%で最多となっており、件名やテーマ設計が開封率を左右する重要な要素であることが改めて示された。
メルマガ経由での購入・申し込み経験
購買への影響も小さくない。直近1年で、メルマガ経由で商品・サービスを購入、または申し込んだことがある人は41%だった。

購入理由では、「ちょうど気になっていた商品の案内があったから」が65%で最も多く、「セール・キャンペーンでお得に購入できたから」も52%に達した。利用者の興味関心や検討タイミングに合った情報提供が、購買行動を後押ししていることがうかがえる。

メルマガを読む時間帯
メルマガを読む時間帯は、「平日の帰宅後」が42%、「休日の余暇」が37%で多かった。比較的時間に余裕のあるタイミングで読まれる傾向があり、配信時間の最適化によって接触機会を高められる可能性がある。
メルマガの解約経験
一方で、メルマガ運用上の課題も明らかになった。直近1年でメルマガを解約したことがある人は47%。

理由は「配信頻度が多い」が65%、「内容が面白くない(興味深くない)」が52%で上位となった。読者の関心に合った内容を、負担になりにくい頻度で届けることが継続購読のカギとなりそうだ。
メルマガの迷惑メールフォルダ振り分け
到達率や信頼性に関する課題も見逃せない。登録しているメルマガが迷惑メールフォルダに振り分けられた経験がある人は57%にのぼった。

また、なりすましメールが届いたことがある人は59%だった。

多くの人が「差出人のメールアドレス」や「メッセージの内容」を見て真偽を判断しているという。

同社ではEC事業者にとっては、配信内容だけでなく、SPF、DKIM、DMARCなどの認証設定を含めた配信基盤の整備の重要性も増していると指摘している。
調査概要
- 調査主体:WOW WORLD
- 調査手法:WOW WORLD開発のアンケートシステム「WEBCAS formulator」を活用し、マーケティングアプリケーションズの「Mapps Panel」によるインターネット調査を実施
- 調査期間:2026年2月15~18日
- 有効回答数:1711人(全国47都道府県・13~80歳代の男女)
- 対象:「プライベートで企業からのメールマガジンを受信している」と回答した生活者

