2026年夏は全国的に暑い夏、ダブル高気圧で酷暑に注意。Google検索数+気象データの傾向の分析から見える季節商品が注目される時期

ウェザーニューズによると2026年夏は全国的に気温が高く、「ダブル高気圧」による酷暑や長引く残暑に注意が必要な見通しだ。Google検索数と気象データの分析では、夏物商品の需要は例年より早く立ち上がり、9月まで続く可能性がある。

鳥栖 剛[執筆]

8:30

ウェザーニューズが6月4日に発表した「夏の小売需要傾向2026」によると、2026年夏は全国的に平年より気温が高く、太平洋高気圧とチベット高気圧が重なる「ダブル高気圧」の影響で、最高気温40度超の「酷暑日」にも注意が必要な見通しだ。

2026年夏は全国的に暑い夏、ダブル高気圧で酷暑に注意。Google検索数+気象データの傾向の分析から見える季節商品が注目される時期
2026年夏の気温傾向

Google検索数と気象データの関係を分析。その結果、アイスや冷やし麺、スポーツドリンク、ハンディファン、制汗剤などの夏物商品の需要は例年より早く立ち上がり、長期間続く可能性があるとしている。

2026年夏は「エルニーニョでも暑い夏」に

ウェザーニューズによると、2026年夏は熱帯太平洋でエルニーニョ現象、インド洋で正のダイポールモード現象が発生する見込みだ。


2026年夏は「エルニーニョでも暑い夏」に

一般的にエルニーニョ現象が発生すると日本は冷夏になりやすいとされるが、今年はインド洋の海面水温や偏西風の流れに加え、地球温暖化の影響も重なることで、日本付近では太平洋高気圧の勢力が平年並みかやや強まると予測している。

その結果、全国的に晴れて暑い日が多くなり、チベット高気圧と太平洋高気圧が重なる「ダブル高気圧」となる可能性もある。猛暑に加え、一部地域では40度を超える「酷暑日」への警戒も必要としている。

9月も高温傾向、夏物需要は長期化の見通し

2026年夏の特長は、暑さの強さだけでなく残暑の長さにもある。
ウェザーニューズは9月に入っても最高気温35度以上の猛暑日が発生する可能性があると予測。コールド商品や熱中症対策商品の需要は、夏のピーク後も継続する可能性が高いとしている。需要増が見込まれる商品として、次のようなカテゴリーをあげている。

  • アイスクリーム
  • 冷やし麺
  • 炭酸飲料
  • スポーツドリンク
  • ハンディファン
  • 汗拭きシート
  • 制汗剤

9月まで高温傾向が続くことで、これらの夏物商品の販売期間も長期化する可能性がある。

検索データから見える「売れ始め」のタイミング

ウェザーニューズの流通気象チームは、過去のGoogle検索データと気象データを分析し、季節商品の需要が高まり始める気温の目安も示している。

東日本では、2026年の気温推移が猛暑となった2023年と類似すると想定。2023年の6~8月のデータを見ると、「そうめん」の検索数は6月上旬から増加し始め、8月中旬ごろまで高水準で推移した。


東京の気温と「そうめん」検索の関係

気温との関係を分析したところ、「そうめん」は最高気温が31度を超えると検索数が大きく伸びる傾向が確認されたという。最高気温31度前後が需要拡大の目安になるとしている。


「そうめん」は最高気温が31度を超えると検索数が大きく伸びる傾向に

一方、「スポーツドリンク」の検索数も6月上旬から増加し、7月中旬から8月上旬にピークを迎えた。検索数と気温の関係を見ると、気温上昇に伴って検索数も増加し、特に32.5度を超えると伸びが顕著になったという。


東京の気温と「スポーツドリンク」検索の関係

また、8月中旬以降はいったん検索数が減少するものの、8月下旬に再び高温日が続くと検索数も増加する傾向が確認された。


「スポーツドリンク」も気温上昇に伴って検索数も増加

梅雨は平年並み~遅め、台風接近数は多めの予想

梅雨入りは東日本と東北で平年並みからやや遅め、梅雨明けは平年並みからやや早めとなる見込み。

梅雨期間の総雨量は沖縄・奄美で平年より多く、九州から東日本でも平年並みから多めと予想している。6月後半から7月中旬にかけては梅雨前線の活動が活発化し、局地的な大雨への警戒が必要としている。

また、6月以降の台風発生数は平年並みながら、日本へ接近する台風は平年を上回る14個程度になると予測している。

全国的に高温傾向が続く見通し

地域別の気温予測では、北日本は6月が「やや高い~高い」、7~9月は「高い」と予想。東日本と西日本は6月が「平年並み~高い」、7~8月は「高い」、9月も「やや高い~高い」としている。

沖縄・奄美は6~9月を通じて「高い」と予想しており、全国的に厳しい暑さが続く夏となりそうだ。

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