楽天グループは6月1日、「楽天市場」におけるユーザーの購買行動分析データを基に「2026年夏のトレンド予測」を発表した。楽天では猛暑を背景に、装着型の冷却アイテムや高機能な冷却グッズなど、暑さ対策商品の需要拡大が見込まれるほか、夏の定番グルメをアップデートした新たな食品トレンドに注目が集まりそうだとしている。

猛暑“新”対策
「楽天市場」では暑さ対策関連商品の流通総額が2025年に前年比約1.4倍へ拡大。定番の「日傘」「ネックリング」「ハンディファン」が堅調に推移するなか、近年は体に装着して直接冷却する“ウェアラブル冷却”関連アイテムの伸びが目立った。たとえば、頭部を冷やす「アイスハット」の流通総額は前年同期比約3.2倍、ファンを搭載して衣服内に風を送る「空調ウェア」は同約1.6倍となった。
こうした動向を踏まえ、楽天は「猛暑“新”対策」の注目キーワードとして、「ウェアラブル冷却装置」「進化系冷却グッズ」「多機能+ファン(プラスファン)」「避暑着(ひしょぎ)」「ワンにゃんクーラー」をあげている。
冷却性能や持続時間を高めた“進化系冷却グッズ”への需要が高まっているという。ステンレス製の保冷剤の流通総額は前年同期比約14.6倍に拡大。チタン製のアイスキューブやペルチェ素子を搭載したネッククーラーなども登場しており、より高機能な暑さ対策商品への関心が高まっているようだ。
このほか、雑貨や小物にファンを組み合わせた「多機能+ファン」も人気を集めている。関連商品の流通総額は前年同期比約1.6倍で、なかでも「腰掛けファン」は約5.6倍、「首掛けファン」は約1.5倍に伸長した。
ファッション分野では、暑さ対策と日焼け対策を兼ねる「避暑着」が広がっている。「Rakuten Fashion」で取り扱う暑さ対策関連商品の商品数は前年同期比約1.7倍に増加。「楽天市場」のファッションジャンルでも、「アームカバー」や「フェイスカバー」のうち、「UVカット」や「冷感」などの機能を備えた商品の流通総額が前年同期比約1.4倍となった。
ペット向け暑さ対策市場も拡大。ペット関連の暑さ対策商品の流通総額は前年同期比約1.3倍となり、ペットが身に着ける「クールベスト」は同約1.5倍に伸びた。猛暑の長期化を背景に、人向けだけでなくペット向け商材の需要も高まっている。
夏の風物“新”グルメ
食品分野では、夏の定番グルメの“アップデート”が進んでいる。「楽天市場」の麺類カテゴリーは例年6月から7月にかけて需要が高まり、過去3年間の流通総額は年間平均と比べて約1.5倍となった。
なかでも、唐辛子とにんにくが効いた「辛麺」は前年同期比約2.5倍、「酸辣湯麺」は同約1.8倍、「冷麺」は同約1.1倍に伸長。「辛い」「酸っぱい」「冷たい」を掛け合わせた“辛酸冷・麺”が、今夏の注目カテゴリーとして浮上している。
そうめん関連では、「大容量そうめん」と「流しそうめん機」がともに前年同期比約1.2倍と好調だった。冷凍スイーツでは「生クリーム大福」「冷やし焼き芋」がそれぞれ約1.2倍に拡大。「かき氷機」も前年同期比約1.1倍と堅調に推移しており、自宅で専門店のようなかき氷を楽しむ需要も広がっている。
こうした動向を受け、楽天は「夏の風物“新”グルメ」の注目キーワードとして、「辛酸冷・麺」「たのしそうめん」「ひんやりとろ変スイーツ」「冷凍アレンジ」「いえなかかき氷専門店」を挙げている。
楽天は同日、暑さ対策商品を紹介する「2026年暑さ対策フェア」と、夏グルメや夏向けファッションアイテムを紹介する「楽夏。」も公開した。猛暑対策と季節需要を捉えた特集展開を通じて、夏商戦の需要喚起を図る。

