「真似すれば売れる」は大間違い! 本当に真似すべきは「考え方」。「さわやか」の経営に学ぶブレない考え方【ネッ担まとめ】
ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年6月6日~7月3日のニュース
8:00
成功している企業を見ると、「あの施策を真似すればうまくいく」と考えてしまいがちです。しかし本当に学ぶべきなのは、表面的な施策ではなく、その企業が「なぜその選択をしたのか」という判断基準なのかもしれません。今回の「ネッ担まとめ」では、静岡の人気チェーン「さわやか」の経営から、時代が変わってもブレない「考え方」について考えます。
ブレない企業には、ブレない理由がある
静岡ローカルチェーン「さわやか」は、なぜ成長を続けられるのか? ハンバーグを売るだけではない“非常識な経営”の裏側 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/29/news009.html
この年にはたまたま創業30周年フェアがあり、げんこつハンバーグをお得に食べられることもあいまって人気に火がついていきました。意図的なPRではなく、偶然「地元のソウルフード」として紹介されたこと。さらに新規客が多く訪れ、リピーターとなってインフルエンサー的に広げたことで、全国に広がりました。きっかけは有名人の一言ですが、拡散させたのは地元のお客さんだったということです。理想的な認知の広がり方だったといえるでしょう。
静岡県内から出ない、DX一辺倒にしない、定休日を設ける――さわやかは奇をてらって、“非常識”な経営をしているわけではありません。同社が大切にしたい本質を守るため、結果的に世の中の常識とは逆の形になっているに過ぎないのです。
しかしこれこそがAI時代にあるべき企業の姿ではないかと私は思います。人のあたたかさに触れながら、おいしいハンバーグを食べるために「なんとなく、また行きたくなる」店。さわやかが築いている自然体のブランドイメージには、これからのリアル店舗に必要な要素がたくさん詰まっているように思います。
「他社がやっているから」。もしかしたらこの理由が危険なのかもしれない。
「さわやか」はDXを否定しているわけでも、店舗展開を否定しているわけでもありません。自社が大切にしたい価値を守った結果、世の中と違う選択になっただけ。
真似すべきなのは「静岡県内だけ」という施策ではなく、自社の軸から判断している「姿勢」なんですよね。
「何を取り入れるか」より「何を取り入れないか」が、ますます重要になる気がします。
要チェック記事
AIは何を根拠に企業を推薦するのか? SEOの次に来るLLMO戦略と新しいブランディング | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/conspicuous-163/
窓口が検索エンジンからAIへ徐々に移行しているとしても、我々の対策は、実はあまり変わらない。サービスレベルを上げること、そして情報発信をすること。
E-E-A-Tとは?Googleの評価基準とAI検索時代での考え方と事例 | SEO Japan
https://seojapan.com/column/e-e-a-t/
生成AIの登場で、今たくさんの「ゴミコンテンツ」が登場しているわけですから、GoogleでもAIでも「経験-専門性-権威性-信頼性」が重要視されるのは当然ですよね。
ECビジネスに有効! リピート促進や顧客満足度向上に直結する「LINE通知メッセージ」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/e/2026/06/22/15933
おそらく今一番ユーザーコミュニケーションとして強いのはLINEでしょうね。サービス提供側としてもいかにLINEでつながるかがポイントになる。いずれは……どうなんでしょうか。
「売れているのに利益が消える」 マーケティング担当者が見落とす「悪い売り上げ」の正体 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/22/news020.html
自社の顧客を分析して、結果的な「良い顧客(=良い売り上げ)」を定義することが大切です。そこから逆算して「良い顧客を獲得するには」の改善施策を考えていく。
なぜマクドナルドは「値上げ」しても「客離れ」が起きないのか 物価高時代に学ぶべきヒント | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2606/23/news008.html
「マクドナルドだから普通」と思ってしまいますが、デリバリーの仕組みやアプリオーダーの仕組みなど時代への対応の早さは異常ですよね。他の飲食は何年経っても真似できていない。
AIで90記事量産したら、88%がGoogleに無視された話|デジマギルド
https://digimaguild.blam.co.jp/articles/717
記事のタイトルだけ見ると、AI記事が「使えない」ように感じるのですが、「『自然な』投稿にすれば検索対策にも活用できるよ」ということなんですよね。
今週の名言
「指示される前に『もうやっておきました』と言えるようになった」“待ち受け型”だった新店長が、研修でどう変わったか | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/260624-pbi/
金井さん:研修を受けていなかった「パラレルワールドの自分」だったら、たぶんAIに「俺が思う最強のページを作らせる」という使い方をしていたはずなんです。でも今は逆。まずAIに、自店だけでなく◯◯も含めてお客様のレビューを全部読み込ませて、「あなたはどう思う?」と聞く。お客様の声をベースにページを作る順番に変わりました。
坂本:人を増やさなくても、回せるようになってくる。
金井さん:そうなんです。「人を増やさないと数字が作れない」という前提は、これから変わってくると思っています。 これからは、少数精鋭×AIでやっていく時代です。
AIを使うこと自体が価値なのではなく、何をAIに考えてもらうかが価値なんですよね。
「最強のページを作って」と頼むのではなく、まずお客さまの声を集め、そこから一緒に考える。AIの「使い方」を考えるのは、人間自身。AIは答えを出してくれる道具ではなく、考える材料を整理するパートナー。
そんな使い方ができる人ほど、AI時代に強い「個」になっていくのでしょう。
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
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マーケティングでは、「どうやって広めるか」を考えがちです。でも「さわやか」の事例から知れるのは、本当に強いブランドは、お客さま自身が広げてくれるということ。
企業が無理にバズらせたわけでもなく、体験に満足したお客さまが自然と次のお客さまを連れてくる。理想的ですよね。
「誰かに話したくなる体験」を作れているか。そこが頭の使いどころなんでしょうね。