米Amazonは5月13日、画面付きスマートスピーカー「Echo Show」で、Amazonストア全体を閲覧・購入できる新たなショッピング体験の提供を開始した。音声AIアシスタント「Alexa+」を活用し、音声、タッチ、またはその両方で、商品検索から比較、購入まで行えるようにした。Amazonは、Webサイトやアプリと同等のビジュアル体験を「Echo Show」上で実現するとしている。

今回のアップデートにより、「Echo Show」でAmazonのホーム画面やストアフロント、検索結果、商品詳細ページ、レビュー、購入手続きまでを一貫して操作できるようにした。従来の音声中心の操作から一歩進み、画面を見ながら商品画像、価格、評価、レビュー内容を確認しつつ、Alexaに質問して比較・絞り込みを進められるようになった。
新しいショッピング体験は、Alexa+対応ユーザー向けに「Echo Show 15」「Echo Show 21」で提供を開始しており、今後ほかのデバイスにも順次拡大する予定。利用するには、Alexaに探したい商品を話しかけるか、端末メニューからAmazonショッピングアプリを開く。
「Echo Show」上でAmazonストア全体を利用可能に
操作は音声とタッチの両方に対応する。たとえば、Alexaに商品を検索させた後、画面をタップして候補をスクロールし、レビューを見ながら「この2つを比較して」と音声で依頼するといった使い方が可能だ。
AIアシスタントとして好みや文脈を学習、買い物を継続支援
Amazonによると、Alexaはユーザーの好みや利用文脈を学習し、時間とともにパーソナライズを深める。よく購入するブランドや食の好みなどを踏まえて提案できるほか、デバイスをまたいで買い物の途中経過を引き継げる。
たとえば、「Echo Show」でエスプレッソマシンを探してカートに追加し、その後AmazonショッピングアプリやWebサイトで購入を完了するといった使い方が可能。Amazonは、どのデバイスでも前回の続きから買い物を再開できる点を訴求している。
価格アラートや自動購入にも対応
Echo Show上の新体験では、商品閲覧や購入だけでなく、価格アラートや自動購入にも対応する。
たとえば、「このシャツが30ドルを下回ったら知らせて」と依頼すれば、Alexaが価格を追跡し、条件を満たした際に通知する。自動購入を設定しておけば、条件達成時にそのまま購入まで進めることもできる。
また、日用品の再注文にも対応しており、料理中に小麦粉が足りないことに気づいた際、いつもの商品を音声で再注文するといった利用シーンも想定している。
「Alexa+」導入後、「Echo Show」での購入率は従来比3倍に
Amazonは、音声チャット型アシスタント「Alexa+」の提供開始以降、「Echo Show」デバイス上での購入完了率が、従来のAlexa利用時と比べて3倍になったとしている。今回のアップデートは、その流れをさらに加速させるものと位置付ける。
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