「AI検索に対応しないといけない」そんな声を聞く機会が増えてきました。新しい技術が出てくるたびに、不安や焦りが生まれるのは自然なこと。今回の「ネッ担まとめ」では、AIの新しい潮流に対して「何を変えるべきで、何を変えなくていいのか」という視点から、「本質的な」今やるべきことを整理していきます。
マーケティングのやり方は変わるのか?
「AI検索対応、どうする?」 紺野俊介×辻正浩が語る、小手先のテクニックより“今”企業がすべきこと | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/04/08/52292
辻 最近、事業会社の方とお話しすると、みなさん「AI検索を主軸に、マーケティングの考え方を変えなければならない」と焦っておられますが、その必要性は本当にあるのでしょうか。
紺野 それはインターネットが出てきた時も、スマートフォンが出てきた時も同じでしたよね。俯瞰して見れば、新しいチャネルが増えただけ。生成AIという新しいチャネルが増えて、ユーザーの選択肢が増えただけだと捉えれば、それ以上でもそれ以下でもありません。
(中略)
紺野 今は、小手先のテクニックではなく、本質的に正しいことをやればいいんです。せっかく持っている自社の価値あるコンテンツが、きちんと世の中に届くように、適切なフォーマットで“外部に発信する”という行為の重要性は何ら変わりません。
紺野 5年後、10年後に無視できないチャネルになるかどうかは、ビジネスモデルによるので、一概には言えませんね。
たとえば、どれだけ世の中がデジタル化しても、住宅ローンの申し込みをインターネット上だけで完結する人は少ないじゃないですか。それに、法律による制約もあります。いくら技術が進化しても、関係省庁やグローバルの金融規制が変わらない限り、銀行のビジネスが大きく変わることはありません。
要するに、「自社がAI検索の影響を受けるかどうか」には、ユーザーの価値観や法規制やビジネス特性など、技術以外のさまざまな要因も絡んでくるというわけです。
辻 複雑ですね……その中で自分のビジネスへの影響が予想できず、不安になっている企業が多いと思います。
紺野 現状理解が不十分だと不安だけが大きくて、「とにかく何かしなきゃ」という焦りが募ってしまう。まずはリスク管理のためにも、現状を把握して不安を取り除くことが大事でしょうね。加えて、事業会社はもう一度自分たちの事業とユーザーを理解し、正しい情報を自ら発信していく(WebサイトやYouTubeなどで適切なフォーマットを用意する)ことが大事だと思います。
「AIの影響を受けるかどうか」は一律ではありません。
ビジネスモデル、顧客の行動、規制、こういった前提条件によって、影響の大きさはまったく異なるわけです。いまだにECに対応できていない業界だってあるわけじゃないですか。だからこそ、「世の中の変化」というよりも、「自分たちの事業にとっての変化」として捉え直すことが大切です。
マーケティングも「顧客の行動をイメージできるか」が大切ですよね。
要チェック記事
ハルメク、初のスマホアプリ「ハルメク脳トレ」配信開始。継続したくなる4つの特長とは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/04/13/15902
頭いいですね~。シニア層にとって脳トレ系のゲームは習慣になりやすいですからね。私の母はいまだに「ドクターマリオ」をやっています。
5人に1人が「飲み屋で恋人ができた経験あり」|飲み屋利用経験者の男女200人に調査、きっかけ最多は“隣の席”(ハッピーメール調べ) | アイベックのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000042380.html
記事を読んでもらえればわかるのですが、女性の割合が多いのではないかと思いきや、男女ともほぼ同率なんですよ。ちょっと近くの居酒屋に行ってきます(笑)
AIに頼ると「粘り強さ」が失われる――研究チームが警鐘「AIも“助けない”判断をすべき」 | ITmedia AI+
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2604/08/news109.html
これはそうですよねぇ。似たような話で「スマホが人間から『我慢』を奪ってしまった」という投稿を見て、大きく頷いてしまったんですよね。
高市首相から直筆の手紙「かかとがすべすべになり、驚いています」17年かけて"楽天1位"とった靴下ができるまで | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/940262?display=b
いくら商品に感動しても直筆の手紙をショップに送ることはまずないだろうし、むしろ高市首相がとんでもない人なんだなと驚きました。
「マジックを見たい客はいない」 年商1.6億円を生んだ沖縄のマジック店、逆転の発想 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2604/08/news009.html
まあたしかに「今日マジックが見たいな」と思ったことはないですね(笑)ただ、仲間と盛り上がる強い要因になる。店舗側は「盛り上がらせるためにどうするか」ですね。
いま企業に求められるコンテンツ戦略とは?【AI時代の企業発信サミット2026 パネルディスカッションレポート】|note pro公式 | 法人オウンドメディアをかんたん、すぐに立ち上げ
https://biz.note.com/n/n29930c3eb900
文中における「過程」つまり「背景」なんですよね。AIのアウトプットのために必要になるのは。検索はワードの羅列なので「背景」がなかった。
今週の名言
DMMはAI検索をどう乗りこなすのか──SEO界のレジェンド渡辺隆広が見据える「検索の本質」 | DMM INSIDE
https://inside.dmm.com/articles/watanabe-seo-ai-overview/
経営学の視点で言えば、経営資源(リソース)とは、企業の持続的な競争優位の源泉であり、かつ市場環境の変化に柔軟に適応できるものであるべきです。「検索とは何か」という本質を捉える。ビジネスを理解したうえで、SEOのアプローチを考える。これができる人になれば、5年後10年後もSEOの仕事をAIに奪われることはありませんし、DMMとしても「検索への対応力」という経営資源を蓄積できます。
テクニックは変わるけれど、本質は変わらない。
検索の仕様が変わっても、アルゴリズムが変わっても、結局問われるのは「ビジネス理解」と「顧客理解」ですよね。その上で「どのように情報を届けるか」を考えられる人は、どんな時代でも価値を出し続けられます。逆に言えば、ツールや手法だけに依存していると、変化のたびに振り回されてしまうわけです。
AI時代に突入したことで、「本質を見る目」が試されているのかもしれません。
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。
- この記事のキーワード


AIを活用して「特別なことをしなければいけない」という発想になりがちですが、冷静に見ると、「新しいチャネルが1つ増えただけ」とも言えますよ。
インターネット、スマートフォン、SNS、これまでも顧客との新しい接点は何度も生まれてきました。しかし本質は変わらず、求められるのは「価値のある情報を、適切な形で届ける」こと。
小手先の最適化に走るのではなく、まず自社のコンテンツが「きちんと価値を持っているか」、ここに向き合うほうが、より重要なのだと思います。