新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

ECモールのポイント・セール、ライブコマース、日用品・食品などによる市場拡大けん引――。2026年上半期の振り返り【ネッ担まとめ】

ネットショップ担当者が読んでおくべき2026年4月27日~5月31日のニュース

中林慎太郎[執筆]

8:00

もうすぐ2026年が半分終わりそうなのに、「あれ? 何も終わってない」と思った皆さま、ごきげんよう! さて、今回は2026年上半期のおさらい&下半期の予習ということで、富士経済さんが公表した「通販・eコマースビジネスの実態と今後 2026」の調査結果を元に色々と考察しながら、一緒にデータを見ていけたらと思います。大元のデータは115ページと超大作過ぎるため、ネッ担の抜粋記事で注目ポイントをかいつまんで見てみましょう!

2026年上半期の振り返り&下半期はどうなる?

物販系の通販・EC市場は約20兆円へ拡大(2040年予測)。2025年のECのみは15.3兆円、ECモール市場は11.9兆円 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/26/16119

2025年は節約志向が高まるなか、仮想ショッピングモール各社が大型セールやポイント還元キャンペーンを展開し、利用者を取り込んだことが市場拡大を後押ししたという。

2026年も各ECモールのポイント施策に対して、お客さんの感度が上がってきていますよね。ただ、春先から徐々に節約思考も緩やかになってきて、まともに伸びているショップはようやくYOYが上がってきているように思います。

一方で、節約思考が進むと本店は購入する理由が薄れてくるタイミングでもあります。「何故自社で買う必要があるのか」ということを迫られると思います。今こそしっかりと考え、問題点を洗い出しながら自社サイトを改善していきましょう!

Amazon中心の大型施策やライブコマースが市場拡大を後押し

Amazonもさることながら、「Yahoo!ショッピング」も、2025年から2026年にかけて元気ですね。2025年暮れから少し静かだった「楽天市場」も、今春から息を吹き返したような気がしています。

また、2025年は「TikTok Shop」が話題になっていましたが、Instagramなどのライブコマースが若年層をしっかり掴んで定着してくると、さまざまなジャンルで動画などを含めライブコマースが必須になってくるかもしれません。

懸念点は、日本のライブコマースはいろいろな企業がスタートするも、一度終了しているケースが多いこと。「日本では流行らないのか」「それとも時代が追いついたのか」を見極めることが大事かなと思います。

日用品・食品・家電が市場拡大をけん引

相変わらず日用品は強いですね。こういった記事を見ていると大体は同じようなことが書いてありますね! ただ、日用品を扱っていないお店にとっても、日用品が伸びることは悪くない傾向だと思っています。むしろ、今後チャンスが増える兆しではないかと。日用品が売れると徐々にECへのリテラシーが上がり、さまざまな商品購入への心理的な障壁が下がっていくので、非常に良い動きではないでしょうか。

最近はあまり見かけませんが、新規モールは水・米が売れがちです。何故なら、どこで買っても大体一緒だから。むしろ、水と米の売り上げが低い新規参入モールは長く続かないと思っています。そのくらい、日用品が売れるというのは、モールで活動するショップにとって、未来を予測するための重要な指標の1つだと私は考えています。

関連記事

令和6年度 電子商取引に関する市場調査報告書 | 経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005-a.pdf

要チェック記事

【第1回】日本ECの現在地:韓国EC専門家が読み解く日本ECの特徴 | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/18467

日本ECの4つの構造的特長。韓国ECから見た、日本の強みと伸び代。非常に面白い視点です。残りの5回も非常に興味のあるコラムですね。アジアで急速に伸びた韓国から学ぶ、ECの今後が楽しみです。

ECプラットフォーム「futureshop」はAI連携基盤やAIによる業務効率化支援の強化などに投資する方針。インフラ費用や人件費上昇なども影響し基本料金を改定へ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/22/16107

LINEヤフー、Yahoo!ショッピング出店プランを2026年9月に改定!月額利用料と売上ロイヤリティを新設 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/93360

技術が向上していけば管理も大変になりますし、人件費も高騰しているので、賛否あるとは思いますが、仕方ないですよね。さまざまなモノが値上がりしているので、売り上げをしっかりあげていきましょう!

データ分析基盤構築、メルマガ自動生成などEC事業者のAI活用事例も。「カラーミーショップ byGMOペパボ」の「AIエージェント機能」について聞いた | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/26/16051

AIエージェントによる業務の推進・分析などができるようになってきているみたいですね。記事内にもある「AIを使う」から「AIに任せる」。この考え方・感覚はAIとの未来にとって、非常に重要なポイントだと思っています。

アスクル、体験型イベント「いい明日がくる展」を5/30+31に開催。メーカーとの共創商品の展示、ワークショップなどを実施 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/05/29/16149

このイベントの面白いところは、ネットからリアルの世界に出てきたという点ではないでしょうか。今までは「楽天うまいもの大会」くらいでしか見ませんでしたが、リアルへのアプローチ(体験)がより重要になりそうです。

今週の名言

デジタルネイチャー | 21世紀をコンピュータによる「奴隷の世紀」ではなく「魔法の世紀」に 筑波大学 落合陽一(READYFOR)
https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo

人とコンピュータはどちらがどちらかを飲み込むのか?コンピュータを道具のように使い続けることができるのか?それとも人間がコンピュータの奴隷のような存在となるか?

(中略)

人間とコンピュータの区別なくそれらが一体として存在すると考える新しい自然観を「デジタルネイチャー」と呼んでいます

EC界隈にもAIがどんどん出てきていますが、使う・使われるということを必死に考えているように感じます。テクノロジーと共存する際、たとえば「AIに命令して何かをさせよう」ではなく、「AIを人として扱う」と考えた時、脳内のフローがだいぶ変わってきます。最近、「カンバセイションデザイン」という役職で仕事をしているのですが、この考え方をすごく意識しています。

今だからこそ“テクノロジーと人”ということを考えてみるのも良いかと思い、落合准教授の言葉を選びました。それにしても、AIの記事多いですね。ということで、また次回お会いしましょう。


「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

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