男性育休取得率100%、女性の管理職級比率は3割超のオンワードHDが進める働き方改革プロジェクト
メンター制度やダイアログセッション、管理職向け研修など人材育成施策を展開している。複数の外部アワードでも評価を受けるなど、働き方改革を推進している
7:30
オンワードホールディングスはこのほど、2019年8月から推進している社員の働き方改革プロジェクト「働き方デザイン」 の2025年度の成果を発表した。中核事業会社であるオンワード樫山において、男性育児休業取得率100%を達成。さらに、女性の管理職級比率は3割を超え、役員比率は14.3%へ上昇した。
「働き方デザイン」は業務効率化とワーク・ライフ・バランスの実現により生産性を向上することを目的とした取り組み。2025年度も多様な施策を展開し、生産性の向上と多様性推進に大きな成果をあげたという。その具体的な内容は次の通り。
男性育児休業取得率100%
オンワード樫山では、性別や職種を問わず育児休業を取得できるよう、全国のリテール部門の営業担当とエリアマネージャーを対象に、育児休業制度の基礎知識や店舗マネジメントのポイントを学ぶオンライン研修を実施した。販売現場での男性社員の育児参加が進み、2025年度の男性育児休業取得率100%につながったとしている。
社員からは、「育児休業についての理解を深めることと同時に、育児休業の取得を希望する男性社員が相談しやすい環境を整えることも重要であると感じた」「育児休業に限らず、日頃から連休を取得しやすい環境づくりをチームみんなでつくっていくことが必要」といった声があがったという。
女性の管理職級比率は3割超、役員比率は14.3%へ上昇(2026年3月時点)
オンワード樫山では、女性の管理職・役員登用を進めるための研修やキャリア支援制度の実施を経て、2026年3月に新たに女性執行役員1人を登用。同月時点で、オンワード樫山の役員に占める女性比率は14.3%となり、管理職級の女性比率は32.6%となった。
2022年度から、経験豊かな先輩社員(メンター)が後輩社員(メンティ)のキャリア形成や課題解決、悩みの解消を支援する「メンター制度」を導入。約30人のメンティを対象に月2回程度のメンタリング(面談)を実施するほか、説明会や研修、共有会を通じて初めて制度に参加する社員に対してもフォロー体制を整備。2024年度からはチャコット、大和、アイランドにも対象を拡大し、2025年度の参加者アンケートでは満足度4.3点(5点満点)となった。
2023年度からは、代表取締役社長の保元道宣氏と社員がダイバーシティ推進について課題の共有と解決策を議論する「ダイアログセッション」を実施。2023年度は「女性活躍」をテーマに、女性管理職4名が参加。2025年度は「イノベーションの促進に向けたダイバーシティ」をテーマに全4回実施し、性別・キャリア・職種に関わらず17人が参加した。
ブランドコンセプトを体現する組織づくりのためのマネジメント研修
BtoB事業を展開するオンワードコーポレートデザインでは、部長職・課長職32人を対象とした全4回のマネジメント研修を実施。管理職1人ひとりの意識と行動の変革を通じて、ブランドコンセプト「"らしさ"や"ありたい"をつくる。」を体現する組織づくりを進めた。同時に、時代に合わせたマネジメント力の強化を目的に実施した。
研修後、参加した管理職からは、ブランドコンセプトをより具体的な行動へ落とし込む必要性や、部下との対話・関係構築の重要性に関する声が寄せられたという。
ユニフォームや空間、ノベルティなど多様なソリューションを通じて企業や組織の価値を形にする事業を展開しているオンワードコーポレートデザインでは、社員1人ひとりがブランドコンセプトを理解し、日々の業務や顧客対応、社内外のコミュニケーションの中で体現していくことが重要だとしている。そのため、管理職が組織の方向性を示し、部下との対話を通じて行動変容を促す役割を担う必要があることから、ブランドコンセプトを現場での実践へとつなげていくために、管理職を対象とした全4回のマネジメント研修を実施した。

外部からの評価
- 「マイナビ転職BEST VALUE AWARD 2026」において「キャリア支援優良企業賞」を受賞
- 「D&I AWARD 2025」において、3年連続の最高ランク「ベストワークプレイス」に認定
- 東京都「心のバリアフリー」サポート企業に登録
- ハタラクエール2026において「福利厚生推進法人」に認証
- 「キャリアオーナーシップ経営AWARD2026」において2年連続優秀賞を受賞

