大嶋 喜子[執筆] 7/25 7:00

MMDLaboが実施した「2025年7月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」によると、消費者が最も活用している共通ポイントのトップは「楽天ポイント」だった。最も意識している経済圏トップは「楽天経済圏」で、そのきっかけでは「ECサイト」「クレジットカード」「ポイントカード」などがあがった。

調査対象は、予備調査が18~69歳の男女2万5000人、本調査はポイント経済圏をメイン利用している2500人。調査期間は2025年7月2~7日。

最も活用している共通ポイントは「楽天ポイント」

18~69歳の男女2万5000人を対象に、現在活用している共通ポイントを複数回答可で聞いたところ、「楽天ポイント」が最多で57.2%、続いて「Vポイント」が40.3%、「PayPayポイント」が39.3%だった。

そのなかで最も活用している共通ポイントで最も多かったのは「楽天ポイント」で32.7%、続いて「dポイント」が14.3%、「PayPayポイント」が13.7%だった。

現在活用している共通ポイント(左:複数回答可)、その中で最も活用している共通ポイント(右)
現在活用している共通ポイント(左:複数回答可)、そのなかで最も活用している共通ポイント(右)

最も意識している経済圏は「楽天経済圏」が43.5%でトップ

18~69歳の男女2万5000人を対象に、ポイント経済圏を意識しているか聞いたところ、「意識している」が60.8%、「意識していない」が39.2%だった。

ポイント経済圏別でみると、「意識している」割合は「楽天経済圏」が最多の43.1%、続いて「PayPay経済圏」が28.5%、「Vポイント経済圏」が25.8%だった。

全体/ポイント経済圏別:ポイント経済圏に対する意識
全体/ポイント経済圏別:ポイント経済圏に対する意識

ポイント経済圏を意識している1万5206人を対象に、最も意識しているポイント経済圏を聞いたところ、最多は「楽天経済圏」で43.5%、続いて「PayPay経済圏」が17.5%、「ドコモ経済圏」が16.1%だった。

最も意識しているポイント経済圏
最も意識しているポイント経済圏

意識しているポイント経済圏を年代別で見ると、10代では「PayPay経済圏」が44.6%、「ドコモ経済圏」が20.0%、「楽天経済圏」が15.9%。20代・30代・60代は「楽天経済圏」「PayPay経済圏」「ドコモ経済圏」、40代・50代は「楽天経済圏」「ドコモ経済圏」「PayPay経済圏」の順で多かった。

年代別:最も意識しているポイント経済圏
年代別:最も意識しているポイント経済圏

意識し始めたきっかけは経済圏によって大きく異なる結果

予備調査から抽出したポイント経済圏のメイン利用者2500人を対象に、共通ポイントを使ったり貯めたりするためにメインで利用している経済圏を意識し始めたきっかけを聞いたところ、「楽天経済圏」で最も多かったのは「ECサイト」で33.2%。「PayPay経済圏」は「QR・バーコード決済」が最多で49.6%。「ドコモ経済圏」は「ポイントカード」が最多で22.6%、「au経済圏」は「モバイル通信」が最も多く28.6%だった。

ポイント経済圏を意識し始めたきっかけ
ポイント経済圏を意識し始めたきっかけ

総合満足度トップは「楽天経済圏」、伸び率が高いのは「Vポイント経済圏」

ポイント経済圏のメイン利用者2500人を対象に、メインで利用している経済圏の総合満足度を聞いたところ、「満足」「やや満足」の合計が最も多かったのは「楽天経済圏」で、75.8%だった。「PayPay経済圏」は同74.0%。「ドコモ経済圏」は同70.0%。

メインで利用している経済圏の総合満足度(ポイント経済圏別)。「前回比」は2025年1月に実施した同調査との比較
メインで利用している経済圏の総合満足度(ポイント経済圏別)。「前回比」は2025年1月に実施した同調査との比較

調査概要

  • 調査期間:2025年7月2日~7月7日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象
    • 予備調査:18歳~69歳の男女2万5000人
    • 本調査:ポイント経済圏メイン利用者2500人(ドコモ経済圏500人、au経済圏500人、PayPay経済圏500人、楽天経済圏500人、イオン経済圏250人、Vポイント経済圏250人)
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