「経済圏を意識してサービス利用する」は56%。意識している経済圏トップは「楽天」
MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「2022年10月経済圏のサービス利用に関する調査」によると、56.2%が「経済圏を意識してサービスを利用している」と回答し、2022年4月の調査から7.7ポイント増加した。
予備調査は18歳~69歳の男女2万5000人、本調査は5つの経済圏(ドコモ、au、PayPay、楽天、イオン)のメイン利用者2500人が対象。期間は2022年10月14日~10月18日。
最も活用しているポイント上位は「楽天ポイント」「dポイント」「PayPayポイント」
予備調査対象者に現在活用しているポイントと、そのなかで最も活用しているポイントを聞いた。その結果、現在活用しているポイントでは「楽天ポイント」が60.3%で最も多く、次いで「Tポイント」が52.7%、「Pontaポイント」が42.0%だった。
最も活用しているポイントでは「楽天ポイント」が34.7%で最多、次いで「dポイント」が12.9%、「PayPayポイント」が9.9%だった。
56.2%が経済圏を意識、2022年4月から7.7ポイント増加
予備調査対象者に5つの経済圏いずれかを意識しているか聞いたところ、56.2%が「意識している」と回答し、2022年4月の調査結果と比べて7.7ポイント増加した。
最も意識している経済圏トップは「楽天経済圏」
5つの経済圏いずれかを意識している人に、最も意識している経済圏を聞いたところ、トップは「楽天経済圏」(47.8%)、次いで「ドコモ経済圏」(16.9%)「PayPay経済圏」(16.0%)だった。
意識のきっかけ、PayPayは「QR・バーコード決済」
5つの経済圏のメイン利用者に最も意識している経済圏を意識し始めるきっかけになったサービスをいた。経済圏別に結果をみたところ、各経済圏のトップは「ドコモ経済圏」「au経済圏」は「通信会社」、「PayPay経済圏」は「QR・バーコード決済」、「楽天経済圏」「イオン経済圏」は「買い物する場所」だった。
ポイントを貯める場所と使う場所、PayPayと楽天は「ECサイト、アプリ」がトップ
5つの経済圏のメイン利用者に、メイン利用している経済圏のポイントを溜めている場所と使っている場所について聞いたところ、「ドコモ経済圏」「au経済圏」は「コンビニエンスストア」、「PayPay経済圏」「楽天経済圏」は「ECサイト、アプリ」、「イオン経済圏」は「スーパーマーケット」がトップだった。
経済圏意識後、「買い物する場所」「クレカ」「QR・バーコード決済」をより利用するようになった
経済圏を意識するきっかけとなったサービスがあると回答した人に経済圏を意識した後に行動したことを聞いた。
経済圏別に結果を見ると、「ドコモ経済圏」「イオン経済圏」は「クレジットカードをもっと利用するようになった」、「au経済圏」「PayPay経済圏」は「QR・バーコード決済をもっと利用するようになった」、「楽天経済圏」は「買い物する場所をもっと利用するようになった」がそれぞれトップだった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「2022年10月経済圏のサービス利用に関する調査」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2022年10月14日~10月18日
- 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女、【本調査】5つの経済圏のメイン利用者
ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500) - 有効回答:【予備調査】25000人、【本調査】2500人
- 設問数:【予備調査】13問、【本調査】14問