最も活用しているポイント上位は「楽天ポイント」「Tポイント」「Pontaポイント」。意識している経済圏1位は「楽天経済圏」

MMD研究所が行った「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」によると、最も活用しているポイント上位は「楽天ポイント」「Tポイント」「Pontaポイント」だった

藤田遥

2023年8月21日 7:30

MMDLaboが運営するMMD研究所が実施した「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」によると、約7割が「経済圏を意識してサービスを利用している」と回答し、2022年10月の調査時より4.0ポイント増加した。

予備調査は18歳~69歳の男女2万5000人、本調査は5つの経済圏(ドコモ、au、PayPay、楽天、イオン)のメイン利用ユーザー2500人が対象。期間は2023年7月21日~7月25日。

最も活用しているポイント上位は「楽天ポイント」「Tポイント」「Pontaポイント」

予備調査対象者に現在活用しているポイントと、そのなかで最も使っているポイントを聞いた。その結果、現在活用しているポイントでは「楽天ポイント」が59.7%で最も多く、次いで「Tポイント」が49.8%、「Pontaポイント」が41.0%だった。

最も活用しているポイントでは「楽天ポイント」が35.0%で最多、「dポイント」(14.0%)、「PayPayポイント」(11.4%)が続いた。

MMD研究所 経済圏に関する調査 経済圏に対する意識 現在活用しているポイントと最も活用しているポイント
現在活用しているポイントと、そのなかで最も活用しているポイント(それぞれ上位10位抜粋、n=2万5000、出典:MMD研究所)

70.2%が経済圏を意識、2022年10月比で14.0ポイント増加

予備調査対象者に5つの経済圏のいずれかを意識しているか聞いたところ、70.2%が「意識している」と回答し、2022年10月の調査結果と比べて14.0ポイント増加した。

MMD研究所 経済圏に関する調査 経済圏に対する意識
経済圏に対する意識(2022年4月からの比較、出典:MMD研究所)

最も意識している経済圏トップは「楽天経済圏」

5つの経済圏いずれかを意識しているユーザーに、最も意識している経済圏を聞いたところ、トップは「楽天経済圏」(46.0%)、次いで「ドコモ経済圏」(17.7%)「PayPay経済圏」(16.2%)だった。

MMD研究所 経済圏に関する調査 最も意識している経済圏(2022年4月との比較)
最も意識している経済圏(2022年4月からの比較)(出典:MMD研究所)

意識のきっかけ、楽天は「ECサイト」、PayPayは「QR・バーコード決済」

5つの経済圏のメインユーザーに、共通ポイントを貯めたり使ったりするためにメイン利用している経済圏を意識し始めるきっかけになったサービスを聞いた。

経済圏別に結果を見ると、各経済圏トップは「ドコモ経済圏」と「au経済圏」は「通信サービス」、「PayPay経済圏」は「QR・バーコード決済」、「楽天経済圏」は「ECサイト」、「イオン経済圏」は「リアル店舗」だった。

MMD研究所 経済圏に関する調査 最も意識している経済圏を意識し始めるきっかけになったサービス
共通ポイントを使ったり貯めたりするためにメインで利用している経済圏を意識し始めるきっかけとなったサービス(経済圏別、上位3位抜粋、出典:MMD研究所)

満足度トップは「楽天経済圏」

5つの経済圏のメイン利用ユーザーに、メイン利用している経済圏の満足度を聞いたところ、「満足」「やや満足」を合わせて満足しているのは「楽天経済圏」(77.2%)がトップ。「PayPay経済圏」(76.4%)「イオン経済圏」(75.6%)が続いた。

MMD研究所 経済圏に関する調査 メイン利用している経済圏の満足度
5つの経済圏の満足度(経済圏別、出典:MMD研究所)

NPSのトップは「PayPay経済圏」

5つの経済圏のメイン利用ユーザーに、家族や友人にオススメしたいか10点満点で点数を付けてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア:顧客推奨度)を算出した。

全体では、9点~10点をつけた推奨者が18.6%、7点~8点をつけた中立者は44.0%、0点~6点をつけた批判者は37.4%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-18.8だった。サービス別のNPSは「PayPay経済圏」が-12.8で最も高く、次いで「楽天経済圏」が-16.0だった。

MMD研究所 経済圏に関する調査 5つの経済圏のNPS(ネット・プロモーター・スコア) 顧客推奨度
5つの経済圏のNPS(ネット・プロモーター・スコア:顧客推奨度)(出典:MMD研究所)
調査実施概要
  • 調査タイトル「2023年7月経済圏のサービス利用に関する調査」
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2023年7月21日~7月25日
  • 調査対象:【予備調査】18歳~69歳の男女、【本調査】5つの経済圏のメイン利用ユーザー(ドコモ経済圏(n=500)、au経済圏(n=500)、PayPay経済圏(n=500)、楽天経済圏(n=500)、イオン経済圏(n=500))
  • 有効回答:【予備調査】25000人、【本調査】2500人
  • 設問数:【予備調査】13問、【本調査】15問
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