Squareが「ChatGPT」「Claude」と連携、AI経由での店舗発見と直接注文を実現
Squareは「ChatGPT」向けアプリと「Claude」向けプラグインを公開し、AIとの会話を通じた店舗発見と直接注文に対応した。まずは米国の飲食事業者を対象に、追加開発なしでAI経由の新たな受注チャネルを提供する。
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キャッシュレス決済・POSレジサービスを提供する米Squareは7月1日、OpenAIの「ChatGPT」向けアプリとAnthropicの「Claude」向けプラグインを公開した。AIとの対話を通じて店舗を見つけ、そのまま注文まで完了できる仕組みを提供する。対象となる加盟店は、追加の技術開発や設定を行うことなく、AIを通じた新たな集客・受注チャネルを利用できる。

今回の連携により、消費者は「ChatGPT」や「Claude」上で飲食店などを検索し、メニューを閲覧したうえで、そのまま注文できるようになる。Squareによると、まずは米国の飲食事業者のうち、「Square Online Ordering」(オンライン注文・テイクアウト機能)を有効化している加盟店が対象となる。注文は「Order by Cash App」を通じて行われ、既存のSquareのオンライン注文基盤やPOS、キッチンディスプレイシステムへ直接連携される。
加盟店側の導入負担が小さい点も特長だ。対象事業者は自動的に利用対象となり、新たなAPI開発や専用ツールの設定、追加費用は不要。店舗情報やメニュー、営業時間、注文情報などは既存のSquareダッシュボードで管理でき、SquareがAIとの情報連携基盤を担う。
また、SquareはこれらのAI経由の注文について追加のマーケットプレイス手数料を課さないとしている。従来のデリバリープラットフォームでは、高い手数料が飲食店の利益を圧迫するケースもあるなか、既存の注文基盤へ直接連携することで、加盟店にとって収益性を維持しやすい新たな販売チャネルとして訴求する。
Squareは、「ChatGPT」と「Claude」に続き、Amazonの「Alexa+」と連携し音声コマースへの対応も進める予定。さらに、AIエージェントとコマース基盤を接続するルールづくりに向け、AAIF Agentic Commerce Working Group、W3C Web Payments Working Group、Universal Commerce Protocol(UCP)などの標準化活動にも参加している。Googleとは、ローカルフードの注文や配送向けUCP仕様の共同開発も進めている。
Squareによると、450万以上の加盟店について、検索、地図、SNS、マーケットプレイス上での可視化と取引を支援している。今回の取り組みは、その延長線上に位置付けるものだ。AIが新たな顧客接点となるなか、加盟店がAI上で見つけられ、そのまま注文を受けられる環境を標準機能として提供することで、次世代の集客チャネルの確立をめざす。
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