メルマガ開封は「お得・セールだとわかったとき」が5割。購読停止は「興味がない情報ばかりが届いたとき」が53%
ユミルリンクとライトアップは、企業から送るメールマガジンの登録ユーザーに対する閲覧状況の共同調査を行い、結果を公開した。
メールアプリの受信一覧を見て、メールマガジンを開封・閲覧するとき
最も多かったのは「お得・セール情報だとわかったとき」で50.9%。「自分や会社にとって役立ちそうな情報だとわかったとき」が40.9%、「好きな企業・ブランドからメールが届いたとき」が39.5%で続いた。
メールマガジンの購読を続けたいと感じるとき
「自分や会社にとって役立ちそうな情報が届いたとき」が最も多く49.5%。「お得・セール情報が届いとき」が47.1%、「限定販売や選考情報が届いたとき」が37.7%で続いている。
継続理由では「セール情報」(47.1%)「限定販売」(37.7%)「自分に役立つ情報」(49.5%)が高く、メルマガ購読を継続するモチベーションにつながっている。
メールマガジンがきっかけで行ったこと
「気になった商品・サービスを店舗に見に行ったり、購入・申し込みをする」が42.9%、「気になった商品・サービスをWebで購入・申し込みをする」が41.8%、「気になった商品・サービスの情報をWebやSNSで検索する」が39.4%。
一方、「SNSで情報をシェアする」という回答は8.5%にとどまり、拡散性については成果が望めない結果となった。
メールマガジンの購読をやめるときの理由
最多は「自分の興味のない情報ばかりが届いたとき」で53.9%。SNSなどに比べ、プッシュ型のコミュニケーションツール、登録までの心理的ハードルが高いというメールの特性もあり、ユーザーはより有益な情報を求めている。
その他、注目すべき意見としてあげられるのは、「リンクをクリックしたら、ECサイトのカートに商品が入っていたとき」が20.7%、「意図している動作にならないとき」が31.4%、「購読登録した覚えがないメールが届いたとき」が33.8%。
これらはユーザーが選択していない行動をさせてしまった状況を指すものという。購読後のユーザー行動を無理やり方向づける、および登録をプッシュするようなメールは控えた方がいいようだ。
メールマガジンの配信頻度
「メールマガジンの購読をやめるきっかけ」として31.6%が配信頻度をあげている。
配信頻度が多いと感じる通数をたずねたところ、「1日2~3通」が43.2%で最多だった。少なくとも1日1通以上の配信は拒否される傾向にあることも判明。メールマガジンの送り過ぎは、ユーザー離れに影響を及ぼすため、適切なタイミングでの送信を心掛ける必要がある。
メールマガジン1通当たりに閲覧にかける平均時間
「1分以内」が67.1%を占めている。ユーザーはメルマガで素早く情報収集できることを求めており、1分以内に情報を取得できるコンテンツボリュームがマッチしていることがわかった。
メールマガジンの閲覧方法に関する質問では、「上から下まで見るが、気になった情報だけ読む」が50.6%、「気になった情報だけ読む」が43.9%と多くを占めた。
望ましいコンテンツボリューム
「1通あたり2~3コンテンツ」という回答が58.7%を占めた。ユーザーは短く簡潔にまとめられたメールマガジンを好んでいる。
調査概要
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:20歳以上の男女、ビジネス利用およびプライベート利用のメールマガジンを1通以上登録している人
- 有効回答数:1023人
- 調査期間:2022年7月1~4日