高野 真維 2023/5/26 7:00

CRM支援のWOW WORLD(ワオワールド)は、「生活者が企業に求める情報発信方法」と題した調査結果を発表した。

調査結果サマリー
  • 企業からの情報を受け取る手段は「公式Webサイト」(55%)、「メールマガジン」(49%)が多数。20代は「公式SNS」を積極的に活用
  • 企業からの重要な情報を受け取る手段は「メール」(55%)が最多
  • 公式アプリをダウンロードするきっかけは「会員登録するタイミングで」(39%)が最多
  • 公式LINEを友だち追加するきっかけは「割引クーポンがもらえるから」(31%)が最多
  • 同じ企業から複数の手段で情報を受け取っている人は33%
  • 企業から届く情報を煩わしいと思ったことがある人は57%。原因は「興味がない情報」(77%)、「頻度の多さ」(71%)
  • 位置情報を活用したマーケティングに好意的な人は58%
  • 気になっていた商品の値下げや再入荷の連絡が届いたら嬉しいと感じる人は66%
  • ポップアップ型のWeb接客によるクーポンの表示は嬉しいと感じる人が多い

希望する情報の受け取り手段は「公式サイト」「メルマガ」「SNS」。重要な情報は「メール」

ユーザーが企業(サービス・ブランドを含む)から求める情報の受け取り方法について聞いたところ、55%が「公式Webサイト(ホームページ)」と回答。「企業からのメールマガジン」が49%で続いた。「公式SNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)」や「公式LINE」は20%未満。

<図1>普段どのような手段(方法)で、企業(サービス・ブランドを含む)の情報を受け取りたいか ※複数回答可
企業からの情報の受け取り手段について(複数回答可)

年齢別で見ると、20代では「公式Webサイト(ホームページ)」「公式SNS(Facebook、Twitter、Instagramなど)」、30代以上は「公式Webサイト」「企業からのメールマガジン」が上位を占めた。

<図2>【年齢別】普段どのような手段(方法)で、企業(サービス・ブランドを含む)の情報を受け取りたいか ※複数回答可
年齢別の企業からの情報の受け取り手段について(複数回答可)

企業からの重要な情報(ポイントの有効期限や、商品の配送状況の通知、支払い期日のお知らせなど)の受け取り手段では、「企業からのメール」(55%)が最多で、「公式Webサイト(ホームページ)」(43%)が続いた。

<図3>企業(サービス・ブランドを含む)からの重要な情報(ポイントの有効期限や、商品の配送状況の通知、支払い期日のお知らせなど)をどのような手段(方法)で受け取りたいか ※複数回答可
重要な情報の受け取り手段について(複数回答可)

アプリのダウンロードは「会員登録のタイミング」

公式アプリをダウンロードするきっかけは、39%が「会員登録するタイミングで」を選択。「商品を購入したタイミングで」「割引クーポンがもらえるから」が36%で続いた。

<図4>企業(サービス・ブランドを含む)の公式アプリをダウンロードするきっかけは何か ※複数回答可
公式アプリをダウンロードしたきっかけ(複数回答可)

年齢別で見ると、20~50代は「割引クーポンがもらえるから」、60代以上は「会員登録するタイミングで」「商品を購入したタイミングで」が上位を占めた。「公式アプリをダウンロードしたことがない」を選択したのは50代以下で10%未満、60代以上は10%前後にとどまった。

<図5>【年齢別】企業(サービス・ブランドを含む)の公式アプリをダウンロードするきっかけは何か ※複数回答可
年齢別の公式アプリをダウンロードしたきっかけ(複数回答可)

公式LINEを友だちに追加するきっかけは、「割引クーポンがもらえるから」が31%、「公式LINEを友だちに追加したことがない」は21%。

<図6>企業(サービス・ブランドを含む)の公式LINEを友だち追加するきっかけは何か ※複数回答可
公式LINEを友だちに追加するきっかけ(複数回答可)

年齢別で見ると、20~50代では「割引クーポンがもらえるから」が上位に。60~80代以上は「公式LINEを友だちに追加したことがない」が多かった。

<図7>【年齢別】企業(サービス・ブランドを含む)の公式LINEを友だち追加するきっかけは何か ※複数回答可
年齢別の公式LINEを友だちに追加するきっかけ(複数回答可)

同じ企業からの情報は半数超が「単一手段で受け取り」

企業からの情報を複数の手段で受け取っているか聞いたところ、33%が複数の手段を活用していると回答した。

<図8>同じ企業(サービス・ブランドを含む)からの情報を、複数の手段で受け取ることはあるか(Aという会社の情報を、メールとLINEとアプリで受け取るなど)
企業からの情報を複数の手段で受け取っているか否か

企業からの情報が「煩わしいと思ったことがあるか」という質問に対して、57%が「ある」と回答した。

<図9>企業(サービス・ブランドを含む)から情報が届いて、煩わしいと思ったことはあるか
企業からの情報についての所感

煩わしいと感じたポイントについては、「興味がない情報だった」(77%)、「頻度が多い」(71%)が多かった。

<図10>煩わしいと感じたポイント ※複数回答可
煩わしいと感じたポイント(複数回答可)

位置情報活用のマーケティングには半数超が好意的

会員登録している店に着いた瞬間にスマートフォンへ割引クーポンが届いた場合、「嬉しい」「どちらかというと嬉しい」を選択したのは合計で58%。一方、「不快」「どちらかというと不快」を選択したのは7%にとどまった。

<図11>会員登録をしているお店に着いた瞬間、スマートフォンに割引クーポンが届いたらどう思うか
会員登録をしている店に着いた瞬間、スマートフォンへ割引クーポンが届いた時の所感

値下げや再入荷の通知、66%が「嬉しい」

商品の値下げや再入荷の連絡が届いた時の所感について、66%が「嬉しい」「どちらかというと嬉しい」と回答。「不快」または「どちらかというと不快」は5%。

<図12>会員登録している企業(サービス・ブランドを含む)から、スマートフォンやパソコンに気になっていた商品の値下げや再入荷の連絡が届いたらどう思うか
商品の値下げや再入荷の連絡が届いた時の所感

ポップアップ型の接客に肯定的なイメージを抱くユーザーが多数

見ている商品のクーポンがポップアップで表示された場合、63%が「嬉しい」または「どちらかというと嬉しい」と回答した。「不快」または「どちらかというと不快」を選択したのは5%。

<図13>企業(サービス・ブランドを含む)の公式サイトや公式アプリを見ているとき、今見ている商品のクーポンが表示されたらどう思うか
見ている商品のクーポンがポップアップで表示された場合の所感

調査概要

  • 内容:生活者が企業に求める情報発信方法
  • 主体:WOW WORLD(ワオワールド)
  • 調査手法:ワオワールドが開発したアンケートシステム「WEBCAS formulator」を活用し、GMOリサーチ株式会社「JAPAN Cloud Panel」のモニターでインターネット調査を実施
  • 調査期間:2023年2月15日~2月17日の3日間
  • エリア:全国47都道府県
  • 有効回答数:2009人(年齢の均等割付で実施)
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