【Amazonプライム利用調査】加入率は44%で、20代の加入割合は5割以上
消費者向け情報サイト「Appliv TOPICS」を運営するナイルが実施したAmazonの有料会員制度「Amazonプライム」に関するアンケート調査(対象は1641人)によると、加入者は約4割強で、加入した時期は5年以上前のユーザーが最多だった。
調査結果のポイント
- 「Amazon」プライムの加入率は約44.5%。加入率は下の年代ほど高い
- 「Amazonプライム」に加入した時期は「5年より前」が30.41%、「3年以内」が23.97%
- 加入者が最も日常的に使う特典は動画配信サービスの「プライム・ビデオ」。若い世代ほど配送特典よりも「プライム・ビデオ」を利用
- 7割以上が「プライム特典を活用できている」と実感
「Amazonプライム」の加入率は約44.5%。20代では過半数超え
「Amazonプライム」に加入しているかどうかを聞いた質問には、「現在加入している」(44.49%)が最も多く、「過去に加入していた」(11.94%)「加入していない」(40.46%)が続いた。
年代別で見ると、若い世代ほど「Amazonプライム」の加入率が高い。20代では「現在加入している」が55.15%だった。
「現在加入している」と回答した730人に加入時期を聞いたところ、「5年より前」(30.41%)が最多。「1週間以内」から「1年以内」は合計で23.98%、「3年以内」は23.97%だった。
年代が上がるほど「配送料無料」特典を多く利用
日常的に利用している「Amazonプライム」の特典を聞いたところ、「プライム・ビデオ」(83.84%)が最多、次いで「配送料無料・配送特典」(75.62%)だった。
この2つの特典の利用が突出して高く、その他の特典の利用率は3割以下。音楽聴き放題の「Amazon Music Prime」は28.49%、専門チャンネルで動画を楽しめる「Prime Video チャンネル」は21.10%、プライム会員限定の「先行タイムセール」は16.16%だった。
年代別の各プライム特典の利用率では、「プライム・ビデオ」はどの年代も80%台。「配送料無料・配送特典」の利用率は、60代で90.60%、それよりも下の年代では80%以下となっている。
フォトストレージ「Amazon Photos」、書籍の読み放題サービス「Prime Reading」などを含む、「その他特典」の利用率は50代、60代では低い。これに対して、40代以下のユーザーは「Amazonプライム」の多様な特典を効果的に活用している傾向が見られる。
特典を「活用できている」と感じている人は7割超
「Amazonプライム」の利用者に、「Amazonプライム」を活用できていると思うかを聞いたところ、「どちらかと言うと活用している」(45.34%)が最も多かった。「とても活用している」(31.10%)と合わせると76.44%が「Amazonプライム」を活用できていると感じているようだ。
年代別で見てみると、「とても活用している」が20代は47.25%。年代が上がるごとに下がっていき、60代は12.82%だった。
「どちらかと言うと活用している」の割合は60代が最も高く59.83%。「とても活用している」「どちらかと言うと活用している」の合計は、50代が65.87%で最も低かった。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2023年6月8日~6月15日
- 調査委託先:ジャストシステム
- 調査対象:20~69歳の男女
- サンプル数:1641人
【年齢】15~19歳:330人、20~29歳:331人、30~39歳:326人、40~49歳:324人、50~59歳:330人
【性別】男性:821人、女性:820人