Amazon、日本での「Prime Video広告」を4/8に開始。出品者や代理店が利用可能
Amazonは4月8日から、日本の「Prime Video」での広告配信を始める。米Amazon.comは2025年中の日本市場での広告配信を示していたが、2月26日配信の「Amazonプライム」会員向けメールで配信スタート時期を明らかにした。
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「Prime Video」で配信する広告の名称は「Prime Video Ads」(Prime Video広告)。Amazonの広告プロダクトやソリューション「Amazon Ads」で提供する。
「Amazon Ads」内に設けた「Prime Video Ads」専用ページでは、「Prime Video広告」について、利用資格があるブランド、出品者、取引企業、代理店が利用できると説明。「Amazon内における商品の出品有無にかかわらず、すべての企業に『Prime Video広告』をご購入いただける」としている。
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「Prime Video広告」は、プライム会員が視聴できるAmazonオリジナルおよびライセンス取得済みのサードパーティコンテンツに広告を表示。「リニアTVやその他のストリーミングTVプロバイダーよりも少ない広告を掲載し、お客さまに有意義な広告エクスペリエンスを提供できるよう努めている」という。
Amazonの社内データによると、「Prime Video」を利用している世帯は非利用世帯よりもAmazonストアでの1か月あたりの支出が22%高い。また、米国の調査会社MRI-Simmonsは「Prime Video」利用世帯の84%がAmazonで購入しているという調査結果がある。
2月26日配信の「Amazonプライム」会員向けメールでは、広告配信のスタートにより「Amazonは魅力的なコンテンツへの投資を継続し、その投資を長期にわたり拡大していくことが可能になる」と言及。広告表示なしのオプションには月額390円(税込)で申し込めることを説明した。
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