ヤッホーブルーイングはこのほど、働きがいのある会社研究所(Great Place To Work Institute Japan)による、2026年版日本の「働きがいのある会社」ランキングでベスト100に選出されたことを発表した。選ばれたのは、「中規模部門」(従業員数100-999人)の28位。ヤッホーブルーイングがベスト100に選出されるのは、ランキングに初めて参加した2017年から今回で10年連続となる。中規模部門・製造業において「10年連続」のランクインは国内2社目の事例。
働きがいのある会社研究所は、ベスト100の評価を「働く人へのアンケート」と「会社へのアンケート」の結果を基に選出している。アンケート結果を通じて、「働きやすさ」と「やりがい」の両方が備わった企業かどうかを総合的に評価しているという。2026年版日本の評価期間は2024年7月~2025年9月。683社が調査に参加した。選出社数100社のうち、大規模部門(従業員1000人以上)は15社。中規模部門は40社。小規模部門(同25~99人)は45社。
ヤッホーブルーイングが2025年に取り組んだ、従業員の働きがいアップにつながった施策は次の通り。
社員参加率7割のファン向け野外ビールイベント
ファン向けの野外クラフトビールイベント「よなよなエールの超宴(ちょううたげ)」を2025年5月に開催したところ、来場者数は1000人、参加者の満足度は85.3%(7段階評価の上位2段階「非常に満足」「満足」の割合)となった。ビールやコンテンツを提供するスタッフは社内から挙手制で募集し、全社員222人(イベント開催時点)の約70%にあたる150人以上が参加した。
イベント終了後の社内アンケートでは「お客さまと直接交流したことで普段の仕事のモチベーションにつながった」「顧客体験でもあり、従業員体験であると思った」などの意見が多く、ヤッホーブルーイングは「働きがい向上につながった」としている。
コミュニケーションと働き方を追求したオフィス設計
活発なコミュニケーションの促進と多様な働き方に合った環境実現をめざし、ヤッホーブルーイングは2025年6月に東京オフィスを銀座から神田へ移転した。移転後のオフィスは、実際に働くメンバーの意見を反映しながら設計。業務内容やシーンに合わせたエリア分け、正対しない机の設置、個別空調、ウェブ会議用のテレキューブ増設など、コミュニケーションと集中を両立できる環境を整備した。その結果、出社率が約1割向上。「程よい距離感でコミュニケーション量が増えた」といった声があがったという。
ヤッホーブルーイングの担当者は、「ビールを通じてささやかな幸せを届けるためには、社員が主体的に楽しく幸せに働き続けることができる風土づくりが重要なことではないかと考えた。そのため『日本でトップレベルの働きがいのある会社になる』という全社目標を立てた。10年連続の表彰は従業員一同の取り組みの成果であり、誇り」とコメントしている。
