支払い方法で「スマホ決済」が増加。利用者が多いQR決済は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」

「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」によると、2020年7月と比べて「スマホ決済」が増加した【MMD研究所が18歳~69歳の男女4万5000人を対象に調査】
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MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」によると、普段の支払い方法において「スマートフォン決済」は3番目に多く、2020年7月の調査結果と比べて、他の支払い方法より増加率が高かった。調査対象は18歳~69歳の男女4万5000人。期間は2021年1月1日~1月4日。

「現金」が最多、年別比較では「スマホ決済」の増加率が高い

調査対象者全員に普段の支払い方法について聞いたところ、「現金」(90.8%)が最も多く、次いで「クレジットカード」(73.3%)、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(41.2%)だった。

普段の支払い方法(n=45000/複数回答可)(出典:MMD研究所)

各支払い方法について年別比較で見ると、「スマホ決済」が2020年7月と比べて最も増加しており、3.4ポイント上昇していた。

普段の支払い方法(年別比較)(出典:MMD研究所)

QRコード決済の認知率が9割を超える

調査対象者にQRコード決済の認知・利用状況について聞いたところ、「現在利用している」(33.3%)が最多だった。「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」(19.6%)、「QRコード決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」(14.6%)と続いた。

QRコード決済の認知・利用状況(n=45000)(出典:MMD研究所)

この結果をファネル分析で見ると、「認知」が93.9%、「内容理解」は71.5%、「利用経験」は47.4%だった。

QRコード決済の認知~利用状況「ファネル分析」(n=45000)(出典:MMD研究所)

QRコード決済の利用率上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」

QRコード決済を現在利用している人に最も利用しているQRコード決済サービスについて聞いたところ、トップは「PayPay」(43.1%)で、「d払い」(18.2%)、「楽天ペイ」(15.4%)と続いた。

最も利用しているQRコード決済サービス(n=21529)(出典:MMD研究所)

最も利用しているQRコード決済サービスの利用開始時期については、「2020年1月~6月」が最も多かった。次いで「2019年7月~12月」(16.3%)、「2019年1月~6月」(13.9%)だった。

最も利用しているQRコード決済サービスの利用開始時期(n=21529)(出典:MMD研究所)

「利用検討」上位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」

QRコード決済の利用を検討している人に対して、最も利用を検討しているQRコード決済サービスを聞いたところ、1位は「PayPay」(20.2%)、2位「楽天ペイ」(18.7%)、3位「d払い」(16.2%)という結果だった。

最も利用を検討しているQRコード決済サービス(n=4958)(出典:MMD研究所)
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