実店舗の支払い方法「スマホ決済」利用が5割超え。利用サービス上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」
MMDLaboが運営するMMD研究所が発表した「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」によると、普段の支払い方法に「スマートフォン決済」を利用している人は5割を超え、2021年1月調査時から10.9ポイント増加した。調査対象は18歳~69歳の男女45000人。期間は2021年7月1日~7月5日。
「スマホ決済」利用が5割以上、現金は減少
調査対象者全員に普段の支払い方法について聞いたところ、「現金」(86.0%)が最多で、次いで「クレジットカード」(71.1%)、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(52.1%)だった。
各支払い方法について年別比較で見ると、2021年1月と比べて最も増加したのは「スマホ決済」で10.9ポイント増えた。一方、最も減少したのは「現金」で4.8ポイント減。
QRコード決済の認知率は9割、利用経験は5割
QRコード決済の認知・利用状況について聞いたところ、「現在利用している」(35.3%)が最多だった。「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」(18.1%)、「利用したことはあるが、現在は利用していない」(15.5%)が続いた。
この結果をファネル分析で見ると、「認知」は94.2%、「内容理解」は73.2%、「利用経験」は50.7%だった。
QRコード決済の利用率上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」
QRコード決済を現在利用している人に、最も利用しているQRコード決済サービスについて聞いたところ、トップは「PayPay」(46.1%)で、2位は「d払い」(16.9%)、3位は「楽天ペイ」(14.8%)だった。
最も利用しているQRコード決済サービスの利用開始時期については、「2020年1月~6月」が最も多く14.1%、次いで「2021年1月以降」が12.0%、「2019年7月~12月」が11.2%だった。
「利用検討」上位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」
QRコード決済の利用を検討している人に対して、最も利用を検討しているサービスを聞いたところ、1位は「PayPay」(20.9%)、2位「楽天ペイ」(18.4%)、3位「d払い」(14.3%)だった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「2021年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年7月1日~7月5日
- 調査対象:18歳~69歳の男女
- 有効回答:45000人
- 設問数:6問