BEENOSが実施した「越境EC×ヒットランキング2025」によると、2025年の越境ECで購入件数の多かったカテゴリは1位が「トレーディングカード」、2位が「おもちゃ・ホビー・グッズ」、3位が「アニメ・コミックグッズ」だった。
分析すると具体的な商品ブランドを求める消費の拡大が顕著だったことから、2025年の越境ECキーワードは「推し活コレクター消費」で、人気上位の各分野でコレクション需要や趣味性の高まりを反映した購入が増加していることがわかった。
1位「トレーディングカード」は2024年に続き2冠
2025年の越境ECヒットランキング1位は、2024年に続いて「トレーディングカード」。特に「ポケットモンスター」のカードは高い人気を継続しており、アート性が高いカードや、ヴィンテージ価値のある「旧裏(きゅううら)」などを商品名に含むアイテムの購入が目立つ。鑑定済みかつ高品質の商品購入も増加しており、コレクション需要が拡大している。
ポケットモンスターのほか、「K-POPカード」もトレーディングカード分野の人気を後押し。アーティストでは「ストレイキッズ」が最も人気になっている。このほか、「遊戯王カード」「ドラゴンボールカード」「ワンピースカード」が購入件数の上位を占めた。
2位の「おもちゃ・ホビー・グッズ」では、「ぬいぐるみ」やカバンにつけられる「マスコット」「キーホルダー」などの“推し活購入”が人気をけん引。近年はアニメ関連商品が増加しており、「ちいかわ」「ポケットモンスター」「サンリオ」などのコンテンツが人気になっている。ラジコンカーの「タミヤ」「京商」、ガンプラの「BANDAI」「HG」「MG」、ミニカーの「トミカ」などの具体的なメーカー名やスペックの入った商品名のアイテム購入が急増。この商品カテゴリでは「東アジア」の利用者が最も多く、年代別では20代女性と30代男性に最も支持されている。
3位の「アニメ・コミックグッズ」では、劇場版が世界興収1000億円を突破した「鬼滅の刃」関連消費が拡大した。4位の「ファッション」は、円安でお得感のあるラグジュアリーブランド品の引き合いが伸長。5位の「タレントグッズ」では、アーティスト公式キャラクターグッズが成長した。
東アジアのメインユーザーは「20~40代」
購入件数をエリア別で見ると、「トレーディングカード」は、「北米」「南米」「東南アジア」「ヨーロッパ」の4エリアで1位だった。「おもちゃ・ホビー・グッズ」は、「東アジア」「中東」の2エリアで1位。全エリアを通して20代~30代の利用者が多いものの、「東アジア」はメインユーザーが男女とも「20~40代」で、幅広い層が支持していることがわかった。
カテゴリ別の伸長率では「おもちゃ・ホビー・グッズ」「タレントグッズ」が躍進
前年比伸長率別のランキングでは、最も伸長したのは「おもちゃ・ホビー・グッズ」だった。2位の「タレントグッズ」とともに、前年(2024年)の同ランキングでは10位よりも下の順位だったが、躍進した。ヒットランキングで1位だった「トレーディングカード」は、伸長率でも3位に入った。
シニア層でも利用が拡大
購入件数をユーザーのエリア別に見ると、多くのエリアで40代以上の層が伸長した。2024年に伸長ユーザーは「10代男女」だったが、シニア層でも利用が拡大している。
商品カテゴリで見ると、「おもちゃ・ホビー・グッズ」は「東アジア」「ヨーロッパ」「中東」の3エリアで3位以内に入っている。「タレントグッズ」は「東アジア」のみで同3位以内となっており、需要が局地的に拡大していることがわかった。
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