「AIはチャット系しか触っていないです!」という皆さん、こんにちは。もう日常のなかにさまざまなAIが浸透してきていますね。2026年の「楽天カンファレンス」のキーワードはまさに「AI」。三木谷社長の講演でもAIという言葉が随所に出てきていました。「楽天カンファレンス」から1か月経ってしまいましたが、現地で参加した人も、「RMS」からオンラインで参加した人も、見ていない人も、忘れてしまっているかもしれないので、おさらいも含めてサラッと見てみましょう!
2026年「楽天カンファレンス」で重要なポイントを振り返る
楽天新春カンファレンス2026まとめ ── AI時代のモールSEOと、店舗がすべき自助努力 | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/260204-rakuten-conference/
4月に「ソーシャルギフト」が始まります。要は「LINEギフトみたいなやつ」です。
相手の住所を知らなくても、ギフトを贈れるというもの。たとえば、SNSで仲良くなった人に誕生日プレゼントを贈りたいけど、住所は聞きづらい… そんなときに、URLを送って、相手が自分で住所を入力する形で対応できます。
2025年11月に、RPP広告の単価が自動最適化に切り替わりましたが、運用成績の上がりやすい商品とそうでない商品が明確に分かれ、一概に「良くなった」とは言えない状況です。
完全にお任せでよいわけではなく、商品ごと・キーワードごとの成果をきちんと確認してチューニングすることは継続して必要です。自動化ツールも出ていますが、「結局初期設定が大変」なので、ちゃんと理屈を勉強して理解することが重要です。
私も「RPP」を毎日3~4時間触っているのでわかります! そして「RPP」を触っている皆さんも、コントロールに毎月手間取っていると思います。変更後、何を基準にしてどのようにAIが判断しているのか不明確なので何とも言えませんが、「2026年Q3予定」ということで、秋にはまた変動があるということ。広告予算も含めてチューニングや監視をしっかり行うために、「安定した」と思えるまで調整しないといけませんね。稼働時は少し見守る必要があると思うので、気を抜かずにしっかりとチェックしてください。
まず、データ分析AIが「対話型」に進化し、こんな分析ができるようになります。
- 楽天市場内の同カテゴリ内で比較し、自店舗のポジションを知れるようになる
- チャット形式での自由な分析が可能になる
- もちろん、改善提案コメントもあり
ただし、AIの提案が正しいとは限りません。AIの提案が妥当かどうか自分で判断するためには、分析の基礎知識を備えている必要がありますね。
データ分析が対話型になるとのことですが、「分析の基礎知識は備えている必要がありますね」という部分は本当に重要だと思います。これは楽天のAIに限ったことではなく、「ChatGPT」「Gemini」や他のAIでも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
この他にも画像生成や問い合わせ対応など、今後「楽天市場」内で今まで人がやらなくてはいけなかったことが、よりAI化されていくという計画が発表されました。
その他、便利機能として「R-cabinet」の未使用ファイルがわかる、物流問題でも注目度の高い「置き配」の問題と補填の話、「Billpay」内で売り上げ、費用がまとめて確認できるようになるなど、バックオフィス側の機能改善も発表されていました。
1年半前の記事でも書いたように、「楽天グループが『何をしようとしているのか』『何をめざすのか』『どこで儲けようとしているのか?!』」などをしっかり見る視点が重要です。「あ~こんな機能ができるんだ」といった知識を得ることも大事ではありますが、今後どのモールがどのような形でビジネスを広げていくのかを見極めることも重要です。
各モールの今後の動きをしっかり確認しつつ、運用してもらえるといいかなと思います。
要チェック記事
5つの戦略と7つの戦術項目で再定義する【久のブランドEC成長戦略フレームワーク】 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/85362
言語化されてわかりやすい形になっています! ただ、ブランディングは投資です。何か実施したから付くものでもありません。長時間かけて作っていくものなので、焦らずコツコツと。
LINEログイン導入が前年比27%増、ソーシャルログイン利用状況調査2025で明らかに | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/86401
LINEログインは自分も結構使います。ECの世界ではソーシャルログインはまだまだ導入されていませんが、海外ECだと当たり前になっていますね。PCとスマホのGoogleログインとLINEの差が面白い!
AI普及が変えるビジネスモデルの本質――「人月型」から「成果連動型」へ | データ活用革命のヒント | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2026/02/26/52177
結局、顧客データをきちんと管理しているのかどうか。中小零細企業はしっかりCSで情報をためておく必要があります。そしてそれをどう使えるのか・何を導きたいのかを普段から妄想しておくこと、ですかね。
越境EC・ウェブインバウンド白書2026 | WorldshoppingBIZ
https://www.worldshopping.biz/whitepaper/crossborder_ec_webinbound2026
今は考えていなくても、色々とヒントやアイデアはあるかも?! また、知見として越境の動向をしっかり押さえておくのも良いかも。関係ない知識から新しいアイデアも生まれると思うので。
「楽天市場」、Google社との提携により「YouTube」動画から商品をシームレスに購入できる新しい購買体験を提供 | 楽天グループ
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2026/0219_01.html
2026年に入って一番びっくりした情報ですね! 「Room」からYouTubeに色々と移行する可能性も。ECでも「よりネットがTVと同等になる」と、頭の中を整理して認識しておく必要がありそうです。
オイシックス・ラ・大地、未収督促業務を自動化。AIが月間約5000件の督促電話・入力作業を代行 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/n/2026/02/19/15613
CS業務のなかで一番大変で困るのがこの架電。今回は「未収督促業務」にフィーチャーしていますが、別の部分でも色々と使えそうですね。「こんなところでもいよいよAI化が」ということを認識するのが重要ですね。
Google AI ModeがUCPを提供開始。Buyボタンでシームレスに購入完了 | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-ucp-is-now-live-on-ai-mode/
直接的なGoogle検索からの購入。まだ日本では導入されていないようですが、自分たちが使っているシステム連携などをチェックしておいた方がいいかもしれない、重要なポイントですね。
今週の唸った・刺さった・二度見した
競争に勝つより大切なのはそもそも競争しないこと | X | 成田悠輔
https://x.com/narita_yusuke/status/1878795573836607573
個人的に好きで、たまに動画やXを覗いているなかで、たまたま目に入った言葉。
マーケティングやブランディングを生業にしている自分ですが、前職ではとにかく商品開発に関して、「商品が誰に・どういう理由で求められているか」を考えていました。特に注視していたのは「とんがりを強くする」「人と違う部分をとにかく伸ばす」ということです。忙しいとなんだか数字ばかり見ていて、商戦などにかまけてふと忘れてしまう大事なことですが。
昔は「どうやったら自分たちの強みを伸ばせるのか」をひたすら考えていたなぁと改めて思い出した言葉。自分たちの強みを伸ばすことで、そもそも競争する必要がない世界がある程度作れるよなと。
まぁ、成田さんがそういう意味で言っているのかはわかりませんが、「見る場所によっては景色も違うと思うので」ということで。今回は丸と四角の縁の不思議なメガネをかけている経済学者さんの言葉で締めくくりたいと思います。
それではまた4週間後にお会いしましょう!
「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。
ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。
UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。
ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。
Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。
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ついにやってきましたね! 7~8年ほど前の現役店長時代にずっと言っていた「ソーシャルギフト」。「LINE@ギフト」が登場した当初から、各社のECCや開発の人に話していました。モールで先陣を切ってきたのはやっぱり「楽天市場」でしたね。元々ギフトの世界でECを運営していたので、これは大きな部分です。
ギフトの概念がガラリと変わるので、ギフト商戦が様変わりすると考えられるくらい大きな変化ですね! 4月ということは、母の日商戦から。ソーシャルギフトは「パーソナルなギフト」と「ソーシャルなギフト」に分かれるのですが、売り方、戦略、時期によってかなり面白い使い方ができるので、今後が楽しみなニュースですね。