ヤフーとLINE、ZHDの合併で、eコマースは「ポイント・販促中心」から「成長と収益性のバランスを両立」にシフトへ

Zホールディングス、ヤフー、LINEが2023年度中に合併へ。eコマースの経営目標は、従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」に変える
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Zホールディングス(ZHD)は2023年2月2日開催の取締役会で、ZHD、完全子会社であるLINEとヤフーを中心とした3社の合併方針を決議した。

2023年度中をめどに、ZHD、LINE、ヤフーを合併。グループ経営の意思決定のさらなる迅速化を図り、重複機能やサービスの統廃合と併せてコストをコントロールする。

合併の対象会社(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

経営目標も変更。「2020年代前半に国内物販EC取扱高No.1」と設定していたeコマース取扱高について、従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」に変える。

理由はネット広告市場を取り巻く環境が2022年度後半に入り、急速に悪化しているため。業績を牽引してきた広告の収益が急激に減退。広告商品としての競争力の低下も一因となりつつあるとしている。

「2023年度に調整後EBITDA3900億円」としていた目標も、「2023年度の調整後EBITDA プラス10%程度の増益」をめざすとした。

経営目標の変更(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

 

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