【LINEヤフーの2023年中間期】ショッピング事業の取扱高は6.7%減の7760億円。減少率は改善傾向も4四半期連続のマイナス成長

LINEヤフーによると、四半期ベースで見たショッピング事業の取扱高推移は4四半期でマイナス成長が続くが、取扱高の減少率は改善傾向にある
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LINEヤフーが発表した2023年4-9月期(中間期)連結業績によると、ショッピング事業の取扱高は前年同期比6.7%減となる7762億円だった。

ショッピング事業の今期(2024年3月期)取扱高は、4-6月期(第1四半期)が同8.0%減の3780億円、7-9月期(第2四半期)は同5.5%減の3982億円。

四半期ベースで見たショッピング事業の取扱高推移は、2022年10-12月期(2023年第3四半期)が同1.4%減の4712億円、2023年1-3月期(同第4四半期)は同13.3%減の3911億円。4四半期連続して前年同期を下回っているが、減少率は改善傾向となっている。

ショッピング事業の取扱高は、「Yahoo!ショッピング」を中心に、「ZOZOTOWN」「LOHACO」「チャーム」「LINEショッピング」などの流通額を合算した数値。

ショッピング事業、リユース事業、アスクルBtoB事業(インターネット経由)といった物販EC、トラベルなどのサービスEC、その他による2023年4-9月期のeコマース取扱高は、同0.2%減の2兆124億円。このうち国内物販系取扱高は同1.3%減の1兆4467億円となった。

eコマース取扱高の推移(LINEヤフーのIR資料から編集部がキャプチャ)​​​​​​
ショッピング取扱高などの推移(LINEヤフーのIR資料から編集部がキャプチャ)

同期間におけるコマース事業の売上収益は同1.0%増の4157億円。アスクルグループやZOZOグループの増収、トラベル事業が引き続き順調に推移したことで前年同期を上回った。

eコマース事業は成長と収益性をバランスさせる方針に転換しており、収益性が大幅に改善。調整後EBITDAについて、7-9月期(第2四半期)は同16.9%増の421億円だった。4-6月期(第1四半期)は同24.2%増の465億円。

コマース事業の売上収益とEBITDAの推移(LINEヤフーのIR資料から編集部がキャプチャ)

LINEヤフーの2023年4-9月期連結業績は、売上収益が前年同期比11.1%増の8717億9900万円、営業利益は同16.7%増の1161億2800万円、四半期利益は同107.0%増の1013億700万円。

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