配送料金の課題を運送会社23社のタッグで解決へ。ラストワンマイル協同組合がスタート

配送業務の一部を荷主と分担することで運賃を抑制するのが特徴、EC事業者などから小口配送業務を共同で受注する
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関東の運送会社23社が加盟する「ラストワンマイル協同組合」が4月10日に発足した。通販事業者などから小口配送業務を共同で受注。配送業務の一部を荷主と分担することで運賃を抑制するとしている。

大手配送会社による送料値上げや、宅配業界の人手不足が深刻化する中、中小運送業者が協力して配送業界の課題解決をめざす。

サービスの仕組み

これまで配送業者がワンストップで担っていた集荷、仕分、横持ち(運搬)、仕分、配送の工程を、荷主と分担することで運賃を抑える。荷主と配送業者の分担の範囲に応じて運賃が変動する。「持込先」と「仕分」の組み合わせで4つの割引プランを作った。

運賃体制イメージ

送料プラン

サービス開始日は6月1日の予定。当初は東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県に限定し、1日3万個の配送貨物量を見込む。

今後は茨城県、山梨県、長野県、静岡県の運送会社を賛助会員とし、エリア拡大を図るとしている。1年後に1日5万個、3年後には1日15万個の貨物量をめざす。

会員はアトムロジスティクス、地区宅便、デリバリーサービス、圏央運輸商事、日本軽貨物輸送連合会、H&R、クイックス、クオリティーサービス、プラウド、日本エリアデリバリー、AIコンツェルン、トータルサポート、プレンティー、翔和サービス、ワークステーション、プロキャリーサービス、ライフポーター、安房運輸、千葉通商、ドリームネット、ティーアンドティー、エース、 WORKS。

ラストワンマイル協同組合の所在地は東京都府中市。車両の総稼働数は3107台。

「ラストワンマイル協同組合」のメンバー
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