刑務所でECの職業訓練を実施へ。「Yahoo!ショッピング」に道の駅「おふく」を立ち上げ地域産品を販売

美祢市道の駅「おふく」のネットストアを「Yahoo!ショッピング」内で開設し、美祢市の産品などを販売する。
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法務省と山口県美祢市、ヤフー、小学館集英社プロジェクトは共同で、刑事施設「美祢社会復帰促進センター」の受刑者に対してECの職業訓練を行う。

職業訓練のカリキュラムの一環として美祢市道の駅「おふく」のネットストアを「Yahoo!ショッピング」内で開設し、美祢市の産品などを販売する。事業は7月11日に開始する。

職業訓練の名称は「ネット販売実務科」。美祢社会復帰促進センターで職業訓練業務を担当している小学館集英社プロダクションが、ヤフーからコンテンツ提供を受けて実施する。

職業訓練を受けるのは男子受刑者5人。ECの専門知識やネットショップの運用スキルを学ぶ。ITリテラシーやコミュニケーションスキルも身につけ、スムーズな社会復帰や職場適応、就労の継続をめざす。

ヤフーと小学館集英社プロダクションは、CSRの一環として受刑者の再犯防止と地方創生を支援する。

6月22日には、美祢市の西岡晃市長、小学館集英社プロダクションの都築伸一郎社長、ヤフーの宮坂学会長が上川陽子法相を訪問し、「ネット販売実務科」の実施協力を依頼した。

関係者は上川陽子法相を訪問(画像は法務省のHPから編集部がキャプチャ)

法務省ホームページによると、上川法相は訪問を歓迎するとともに、本事業が再犯防止や地方創生などにつながるとして感謝の意を伝えた。また、国や地方公共団体と民間企業が連携協力し、再犯防止策を総合的に推進する本事業が新たなモデルになると述べている。

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